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回復ディスクが起動しない問題を解決 ~Windows 10 Release Previewチャネルが更新

半角カタカナの並び替えやIMEの変換中に文字が消えるなど、日本語関連の問題も修正

Microsoft、「Windows 10 バージョン 21H2」Build 19044.1739(KB5014023)を「Windows Insider Program」のRelease Previewチャネルに参加しているテスターに対して公開

 米Microsoftは5月23日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 21H2」Build 19044.1739(KB5014023)を「Windows Insider Program」のRelease Previewチャネルに参加しているテスターに対して公開した。

 本ビルドにおける変更は、不具合の修正が中心。新機能として案内されているのはソート処理のアップデート(v6.4.3)のみで、日本語の半角カタカナの並び替えに影響していた問題が解決されているという。

 主な修正点は、以下の通り。テスト中に大きな問題が発生しなければ、今後のC/Bリリースで製品版Windows 10にも反映されるはずだ。

  • Azure Active Directory(AAD)にサインインする際、インターネットから切断して強制登録をバイパスできないように
  • AnyCPUアプリケーションが32bitプロセスとして実行される可能性のある問題を修正
  • 特定の複雑な設定下で「Azure Desired State Configuration」(DSC)シナリオが期待どおりに動作しない問題を修正
  • 「Win32_User」または「Win32_Group WMI」クラスへのリモートプロシージャーコール(RPC)に影響する問題を修正
  • 一方的な信頼が設定されている信頼されたユーザー、グループ、またはコンピューターを追加するときに発生する問題を修正。選択したオブジェクトが宛先ソースの種類と一致しません」というエラーメッセージが表示される
  • パフォーマンスモニターツールのパフォーマンスレポートで、アプリケーションカウンターのセクションが表示されない問題を修正
  • 「Microsoft Excel」や「Microsoft Outlook」を稀に開けない問題を修正
  • 毎日24時間使用するWindowsシステムに影響するメモリリークの問題を修正
  • IEモードのウィンドウフレームに影響を与える問題を修正
  • インターネットショートカットが更新されない問題を修正
  • 入力(IME)が前のテキストを変換している間に文字を入力すると、その文字が破棄される問題を修正
  • LowIL(Low Integrity Level)アプリケーションがNULLポートに印刷すると、印刷に失敗する問題を修正
  • サイレント暗号化オプションを使用すると、BitLockerが暗号化されない問題を修正
  • 複数のWDACポリシーを適用したときに発生する問題を修正
  • 「Microsoft Defender Application Guard」(MDAG)、「Microsoft Office」、「Microsoft Edge」のマウスカーソルの動作や形状の向きに影響を与える問題を修正。仮想グラフィック処理装置(GPU)をオンにしたときに発生する
  • セッションを終了するときに「リモート デスクトップ接続」クライアントアプリケーションが動作しなくなることがある問題を解決
  • 「Terminal Services Gateway」(TS Gateway)サービスで、クライアントがランダムに切断される信頼性の問題を解決
  • ドメイン結合されているデバイスに「検索ハイライト」を追加
  • フォント緩和ポリシーをオンにした際、入力システム(IME)モードのインジケータアイコンに間違った画像が表示される問題を修正
  • デバイスマネージャーで一部のBluetoothデバイスに黄色の感嘆符が表示される問題を修正
  • 「Windows Management Instrumentation」(WMI)のCPU負荷が高まる問題を解決
  • Microsoftの重複排除ドライバが非ページドプールメモリを大量に消費する問題を修正。マシン上のすべての物理メモリが枯渇し、サーバーが応答しなくなることがあった
  • ファイルコピーの速度が低下する問題を修正
  • 「OneDrive」が使用中の場合、ユーザーがサインアウトするとシステムが応答しなくなる可能性がある問題を修正
  • 「コントロール パネル」の[バックアップと復元(Windows 7)]アプリで回復ディスク(CD/DVD)を作成しても、ディスクが起動しない可能性のある既知の問題を解決。2022年1月11日以降にリリースされたWindowsの更新プログラムをインストールした後に発生する

 また、2022年4月のプレビュー更新プログラム以降で発生していた、「Direct3D 9」を利用する一部のアプリが予期せず終する問題も解決されているとのこと。

 なお、Windows 11のRelease Previewチャネルは先週アップデートされており、日替わりデスクトップ壁紙の追加などがアナウンスされている。