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プレゼン向け虫眼鏡ツール「ZoomIt」がデスクトップ録画にも対応

[Ctrl]+[5]キーで録画を開始・終了するだけのシンプルな仕様

「ZoomIt」v6.0

 「Windows Sysinternals」で提供されているプレゼンテーション補助ツール「ZoomIt」が、7月19日(米国時間)にv6.0へとアップデートされた。本バージョンの目玉は、でも動画を作るのに便利なスクリーン録画機能がビルトインされたことだ。

 「ZoomIt」は、名前の通りデスクトップを拡大表示できる虫眼鏡ツール。今年1月に12年ぶりのメジャーアップデートを果たしたばかりの老舗ソフトだ。

 本ソフトは単なる虫眼鏡ツールではなく、デスクトップに手書きできる注釈モードや全画面表示のカウントダウンタイマーなど、プレゼンテーション向けの機能も統合されている。通常はタスクトレイに常駐しており、各機能はホットキー([Ctrl]+[1]~[4]キー)でアクティブにできる。アクティブにした機能を解除したい場合は、ホットキーをもう一度押すか、[Esc]キーやマウスの右クリックを利用すればよい。

 「ZoomIt」は現在、Microsoftのドキュメントサイト内で運営されている「Windows Sysinternals」の公式サイトや窓の杜ライブラリから無償でダウンロード可能。「Microsoft Store」などから入手できる「Sysinternals Suite」にも含まれる。

 「ZoomIt 6.0」で追加されたスクリーン録画機能は、[Ctrl]+[5]キーで開始可能。もう一度同じキーを押せば録画は終了し、ファイルの保存ダイアログが表示される。録画中にズーム操作は行えず(ズームした状態での録画は可能)、マルチモニター環境・録画領域の指定などにも対応しないシンプルな仕様で、メインモニターの全画面録画しかできないが、おまけ機能としては十分だろう。ちなみに、保存時に指定できるファイル形式はMP4のみだ。

 そのほかにも、Unicode入力がサポートされたとのこと。ドローモード([Ctrl]+[2]キー)で[T]キーを押してタイピングモードへ移行すると、Unicodeテキストを入力できるようだが、編集部では動作を確認できなった。

ソフトウェア情報

「ZoomIt」
【著作権者】
Mark Russinovich 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.0(22/01/27)