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高音での不安定な音程を再現できる「VoiSona」v1.2.0 ~正確さだけが歌の上手さじゃない!

音符入力時にボイスを再生できるようになるなどソングエディタの使い勝手も向上

「VoiSona」v1.2.0

 (株)テクノスピーチは12月8日、AI技術で人間の歌声をリアルに再現する音声創作ソフト「VoiSona」の最新版v1.2.0を公開した。Windows/macOSに対応するフリーソフトで、現在「VoiSona」の公式サイトからダウンロードできる。

 最新版では、高音部を歌う際に音程を不安定にさせる「グローバル」パラメーター「TUNE」が追加された。これにより、高音が苦手でどうしても高い音が上ずってしまう歌手を再現できるようになり、より生々しい歌声を実現している。「TUNE」パラメーターはCCSファイルを介した「CeVIO Creative Studio」とのインポート・エクスポートにも含まれる。

「グローバル」パラメーターに「TUNE」が追加

 また、ソングエディタの使い勝手も向上している。たとえば、ソングエディタ左側の鍵盤をクリックした際や、音符の入力・選択時に、使用中のボイスライブラリの合成音声が再生されるようになった。さらに、以前は歌詞の入力時に「$」や「※」を付加して設定していた「ファルセット」を、音符のプロパティ画面や右クリックメニュー、ショートカットキーから設定可能となっている。メニューバーは廃止され、[≡]ボタン(ハンバーガーボタン)から各種コマンドへアクセスするようになった。

右クリックメニューから「ファルセット」を設定
[≡]ボタン(ハンバーガーボタン)から各種コマンドへアクセス

 このほか、ソングエディタでWAVEファイルをエクスポートする際に、ビット深度を選択できるようになるなどの改善や、特定の状況でトラックを削除するとクラッシュする不具合などの修正も施されている。

WAVEファイルをエクスポートする際にビット深度を選択

ソフトウェア情報

「VoiSona」Windows版
【著作権者】
(株)テクノスピーチ
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.2.0.6(22/12/08)