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「Microsoft Teams」のデザインが大幅アップデート ~ギャラリービューなどを改良

ユーザーインターフェイスもより使いやすく

「Microsoft Teams」のギャラリービューが改良

 米Microsoftは1月22日(現地時間)、「Microsoft Teams」のアップデートを発表した。ギャラリービューやユーザーインターフェイスのデザインを中心に大きく改良されている。

 まず、ビデオのON/OFFに関わらず、参加者全員のタイルが同じサイズで表示されるようになり、予測可能で一貫性のあるレイアウトになった。ビデオがONのタイルを優先して配置することも可能だ。

ビデオがONのタイルを優先して配置

 挙手機能を使ったり、発言中の参加者は、優先的に表示されるほか、Teams Roomが会議に参加すると、会議室の映像が自動的に拡大される。ギャラリーに表示する参加者の数は4人、9人、16人、49人から選択可能。

Teams Roomが参加すると会議室の映像が自動的に拡大
ギャラリーに表示する参加者の数を変更

 加えて、ギャラリービューから自分のタイルを隠すことができるようになった。ほかの参加者からは自分のタイルを見ることができ、自分のギャラリービューでのみ表示しないようにすることが可能。さらに、自分のタイルのみギャラリーの横や上部へ配置することもできる。

ギャラリーから自分のタイルを隠すことが可能に
自分のタイルを上部に配置

 ギャラリービューに関するアップデートは、1月中のパブリック・プレビューで利用可能となる。

 インターフェイスのカラースキームにはライトテーマが追加、導入された。ライトテーマは、Teamsの設定のTeamsクライアントのカラーテーマをデフォルトのダークモードからライトテーマに変更することで利用できる。

 会議の招待通知はデザインがリニューアルされ、関連情報をグループ化し、視覚的にすっきりとしたものになった。またミーティングへ参加するためのURLも短くなった(2月から利用可能)。

新しい会議の招待通知

 カメラやマイクの調節はフライアウトメニューから行えるようになり、視認性が向上。オーディオでは音量、空間オーディオ、ノイズ抑制のコントロールも調整できる。カメラでもフライアウトメニューから直接背景を変更したり、アバターにアクセス可能。明るさやソフトフォーカスも調整できる。

オーディオのフライアウトメニュー
カメラのフライアウトメニュー

 そのほかのアップデートとして、シームレスにTeams for workアカウントと個人のMicrosoft Teamsアカウントが相互にミーティングへ参加可能になった。従来はWebブラウザー経由で参加するよう促される仕組みになっていたが不要となった。Teams for workアカウントと個人のTeamsアカウント間をまたいで参加したユーザーはミーティングゲスト(匿名)として扱われる(2月から利用可能)。

 またTogetherモードに参加者が画面の下部に並んで表示される新たなレイアウトが追加される。本レイアウトは2月上旬にパブリック・プレビューが開始予定。

Togetherモードの新しいレイアウト