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Webアプリで着信・通話 ~Microsoft、「Notifications API」拡張を提案
Windows版「Microsoft Edge」でフィードバックを募る
2025年2月10日 13:40
米Microsoftは2月4日(現地時間)、「Notifications API」で新たな提案を行ったと発表した。通話アプリの着信に関するもので、広くフィードバックを募っている。
「Notifications API」は、Webアプリがデスクトップにポップアップなどを表示して、新着情報や重大な情報があることをユーザーに知らせるためのAPIだ。10年ほど前に採択され、今では多くのWebサイトで活用されている。
今回の提案は、「Notifications API」を着信にも対応させようというもの。以下の要素を簡単に実装できるようになる。
- 他の一般的な通知と視覚的に区別できる
- カスタマイズされたボタンがあり、電話に出たり拒否したり、音声通話とビデオ通話を選んだりできる
- 着信音を関連付ける
- プラットフォームがサポートしている場合、他の通知よりも高い優先度を持つ
Webアプリ側の対応は、既存の「options」パラメーターに新設される「scenario」プロパティに着信をサポートする「incoming-call」をセットするだけなので容易だ。
この機能を試すには、Windows版「Microsoft Edge」で以下のオプションを付与して起動すればよい。
msedge.exe --enable-features=IncomingCallNotifications
デモアプリへアクセスすれば、着信ポップアップをデスクトップへ通知できる。