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Webアプリで着信・通話 ~Microsoft、「Notifications API」拡張を提案

Windows版「Microsoft Edge」でフィードバックを募る

Microsoft、「Notifications API」を着信対応にする提案を発表

 米Microsoftは2月4日(現地時間)、「Notifications API」で新たな提案を行ったと発表した。通話アプリの着信に関するもので、広くフィードバックを募っている。

 「Notifications API」は、Webアプリがデスクトップにポップアップなどを表示して、新着情報や重大な情報があることをユーザーに知らせるためのAPIだ。10年ほど前に採択され、今では多くのWebサイトで活用されている。

 今回の提案は、「Notifications API」を着信にも対応させようというもの。以下の要素を簡単に実装できるようになる。

  • 他の一般的な通知と視覚的に区別できる
  • カスタマイズされたボタンがあり、電話に出たり拒否したり、音声通話とビデオ通話を選んだりできる
  • 着信音を関連付ける
  • プラットフォームがサポートしている場合、他の通知よりも高い優先度を持つ

 Webアプリ側の対応は、既存の「options」パラメーターに新設される「scenario」プロパティに着信をサポートする「incoming-call」をセットするだけなので容易だ。

 この機能を試すには、Windows版「Microsoft Edge」で以下のオプションを付与して起動すればよい。

msedge.exe --enable-features=IncomingCallNotifications

 デモアプリへアクセスすれば、着信ポップアップをデスクトップへ通知できる。