【Excel】昨日保存したブックが消えた……？！迷子になったエクセルのブックを救い出すワザ3選

タスクバーに表示されるExcelアイコンを右クリック

　では実際に迷子のブックを探してみましょう。まず、Excelを起動して新規ブックを開きます（ここでは新規ブックを開きましたが、実際はどのブックを開いても構いません）。すると、画面下部のタスクバーにExcelのアイコンが表示されますね（①）。このアイコンを右クリックします（②）。

　するとメニューが表示され、最近使ったファイルの一覧（③）が表示されます。前日に作成したファイルならこの一覧に表示される可能性が高いので、目的のファイル「〇〇社様 請求書.xlsx」を探します。

　「〇〇社様 請求書.xlsx」が見つかったら、クリックしてみましょう（④）。

　探していたブック「〇〇社様 請求書.xlsx」を表示することができました（⑤）。

　なお、先ほどの右クリックメニューに表示された「〇〇社様 請求書.xlsx」をクリックせずに、マウスを乗せてみると（⑥）、このブックが保存されている場所が表示されます（⑦）。このように、ブックを開かずに保存されている場所だけを確認することもできます。

　ブックの使用履歴から迷子のブックを探す方法は、意外と効率的だということがわかってもらえたのではないでしょうか。自分の記憶を頼りに、エクスプローラーでフォルダーの階層を行き来するよりも、使用履歴を調べたほうが手っ取り早いですね。

［開く］画面で最近使ったブックを確認

　前項で解説したような「最近使ったファイル」の一覧は、別の方法でも確認できます。この項ではその方法を見ていきましょう。まず、Excelを起動して新規ブックを開き（ここでは新規ブックを開きましたが、実際はどのブックを開いても構いません）、［ファイル］タブ（①）をクリックします。

　画面左側にある［開く］（②）をクリックして、［開く］画面を表示します。画面中央にある［最近使ったアイテム］（③）をクリックすると、画面右側に最近使ったブックの一覧が表示されます（④）。

　目的のブック（ここでは「〇〇社様 請求書.xlsx」）（⑤）を見つけたので、クリックします。ブック名の下には、ブックが保存されている場所が表示されるので、ここで保存場所を思い出すこともできますね。

　「〇〇社様 請求書.xlsx」を表示することができましたね（⑥）。

Windows 10のタイムラインから探す

　ここまでは、Excelを一度起動してから迷子のブックを探す方法を解説しましたが、Excelを起動せずに、Windows 10の機能を使って対象のブックを探すこともできます。画面下のタスクバーにある［タスクビュー］ボタン（①）をクリックしてみましょう。

　すると、現在までに行ったアクティビティ（使用したファイルや閲覧したWebページ）が表示されます（②）。これをタイムラインといいます。スライダーをドラッグして（③）画面をスクロールし、「昨日」のアクティビティを表示してみましょう。

　目的のファイル（ここでは「〇〇社様 請求書.xlsx」）（④）を探してクリックします。

　Excelが起動し、「〇〇社様 請求書.xlsx」が開きました（⑤）。

　この「タイムライン」機能は、Excel以外のファイルを探したい時にも便利です。Windows 10のパソコンを使っている方は、ぜひ試してみてくださいね。

ファイルが迷子になっても簡単に探し出せる！

　今回はExcelでの作業中に、パソコンの中で迷子になってしまったブックを探し出す方法を3つ解説しました。

　保存先のフォルダーを忘れてしまったり、想定していないフォルダーに誤ってブックを保存してしまったりすることは、意外とあるのではないでしょうか。また、慣れないExcelユーザーが保存後のブックを見失うことはよくあります。もし隣の席で困っている後輩がいたら、ぜひこのテクニックを使って探すのを手伝ってあげてくださいね！

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