いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】セルを斜めに分割したい時や文字に取り消し線を入れたい時はどうする?手書きでよく作るスタイルの表をエクセルで作る方法

斜めの線や取り消し線、手書きなら簡単だけど……

 日常生活のいろいろな場面で、データを表にまとめて管理することはよくありますよね。Excelを使えば、次の「社内報 各部署紹介ページ進捗状況」の表(①)のように、業務の進捗状況や確認事項などをわかりやすく一覧にまとめることができます。

 手書きでこのような表を作成した場合、表の左上隅の角の欄を斜線で2つに分けて、その両脇に項目名を書き入れることがありますよね。また、完了した項目に取り消し線を引いて、完了したことがわかるようにしておくこともあります。先ほどの進捗状況表の例で考えると、セルA2に斜線(②)を入れたり、セル範囲A11:A13に入力されている確認事項のうち確認が完了したものに取り消し線(③)を引いたりするという感じです。このようなことは手書きだと簡単にできますが、Excelでも同様にできないものでしょうか?

 今回は、表の左上隅のセルを斜線で2つに分け、斜線の両脇に項目名入力する方法と、Excelの表内の項目に取り消し線を引く方法を解説します。

❶セルを斜線で2つに分けて、斜線の両脇に項目名を入力する

 まず、表の左上隅にあるセルに右下がりの斜線を引いて2つに区切ってみましょう。斜線は、罫線の機能で設定することができます。ただし、リボンから表示できる罫線の一覧からは斜線を選択できないので、ダイアログボックスを表示させて選択する必要があります。斜線を引きたいセル(ここではセルA2)(①)をクリックして選択し、[ホーム]タブの[罫線]の右側にある[▼](②)をクリックし、表示されるメニューの一番下にある[その他の罫線](③)を選択します。

 [セルの書式設定]ダイアログボックスの[罫線]タブの画面が表示されます。画面中央の[罫線]欄の右端にある、右下がりの斜線のアイコン(④)をクリックします。

 罫線のプレビュー欄に右下がりの斜線(⑤)が表示されたことを確認し、[OK](⑥)をクリックします。

 セルA2に斜線(⑦)が表示されました。次に、この斜線の右上と左下に、それぞれ列・行の見出しの概要を入力してみましょう。このように、通常セルに入力する時とは違うイレギュラーな入力をする時には、テキストボックスを使います。[挿入]タブ(⑧)→[図](⑨)→[図形](⑩)→[テキストボックス](⑪)をクリックします。

 マウスポインターの形が十字に変わるので、クリックしてテキストボックスを配置し、文字を入力(⑫)します。ここでは、テキストボックス内に文字が収まるようにフォントサイズを「9」に変更しています(テキストボックスに入力した文字も、セル内の文字と同様に[ホーム]タブからフォントサイズを変更できます)。

 配置したテキストボックスには、初期状態ではグレーの枠線が表示されるので、この枠線が表示されないようにしましょう。テキストボックスの上で右クリック(⑬)し、表示されるメニューの[枠線](⑭)→[枠線なし](⑮)をクリックします。

 テキストボックスの枠線がなくなり、斜線の左下に列見出しの概要を表示できました(⑯)。同様にして、斜線の右上にもテキストボックスを配置し、文字を入力します(⑰)。先に作ったテキストボックスをコピペすると、フォントサイズや枠線の設定を修正する必要がなくてラクです。

 これで、Excelでも手書きの表のように斜めの線を入れて、その両脇に項目名を入力することができました。

 ちなみに、テキストボックスには、初期状態では枠線のほかに、塗りつぶし(白)も設定されています。そのため、テキストボックスのサイズによっては斜線に重なって斜線が途切れて見えてしまうことがあります。このような場合は、枠線を非表示にした時と同様にテキストボックスを右クリックして[塗りつぶし]→[塗りつぶしなし]を選択すると、テキストボックスを透明にできます。

❷セルに入力した項目に取り消し線を入れる

 次に、これまで見てきた進捗状況表の下の方にある「確認事項」の項目に取り消し線を入れる方法を解説します。Excelでも、手書きのように取り消し線を入れることができます。

 取り消し線を入れたいセル(ここではセルA11)(①)をクリックして選択し、[ホーム]タブ→[フォント]グループの右下にある矢印のアイコン(②)をクリックします。

 [セルの書式設定]ダイアログボックスの[フォント]タブの画面が表示されます。画面中央の[文字飾り]欄にある[取り消し線]のチェックマークをON(③)にして、[OK](④)をクリックします。

 すると、セルA11に入力されている文字列に取り消し線が引かれます(⑤)。セルA12以降の項目も、同様にして取り消し線を入れることができます。

 取り消し線を入れておくと、完了した項目のセルを単に削除してしまうよりも、項目全体のうちどのくらいの割合が完了しているかを把握しやすいですし、これまでにどのような項目を完了させたかを振り返るのも簡単です。

Excelを手書きのように柔軟に使いこなそう!

 今回は、セルに斜線を入れて、その両脇に項目名をテキストボックスで入力する方法と、セルに入力した項目に取り消し線を入れる方法を解説しました。Excelでも、手書きのように柔軟に操作できることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

 どちらも、特に複雑な機能は使っていませんが、やり方を知らないとパッと実行できない操作ですよね。ぜひ、今回の記事の内容を覚えて、業務で活用してみてくださいね。

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