【Excel】フォトショみたいに写真の背景を削除できる機能がエクセルに？画像入り案内状をサクっと作るテク

準備：手持ちの画像をシートに取り込む

　「クリスマス会のお知らせ」という案内状を作成する例を考えてみます。このお知らせの右下のスペース（①）に、クリスマスツリーの画像を入れてみましょう。

　まず、手持ちの画像をシートに挿入します。［挿入］タブ（②）→［図］（③）→［画像］（④）をクリックします。

　［図の挿入］ダイアログボックスが表示されるので、画像が保存されている場所に移動します。ここではデスクトップに画像を保存しているので、［クイックアクセス］→［デスクトップ］（⑤）をクリックし、［クリスマスツリー.jpg］（⑥）を選択します。

　画像を選択できたら、［挿入］（⑦）をクリックします。

　すると、画像がシートに挿入されます。このあとの作業がしやすいように、画像の大きさを調整し、シート上の空いている場所に移動しておきます（⑧）。最終的には画像を案内状の中に収めますが、画像を大きく表示しておいた方が、このあとで行う操作がやりやすくなります。

　これで準備は完了です。次の項では、実際に画像の加工や編集を行っていきます。

❶画像にアート効果を加える

　Excelでは、挿入した画像に対して、色や明るさを変更したり、効果を付けて加工したりできます。ここでは、挿入した画像に「アート効果」を適用してみましょう。

　画像を選択（①）すると、［図の形式］タブ（②）が表示されるので、［アート効果］（③）をクリックします。すると、適用できるアート効果の一覧が表示されるので、設定したい効果を選びます。ここでは、［ペイント: ブラシ］（④）を選択しましょう。

　画像にアート効果が適用されました（⑤）。ブラシでぼかしたようなタッチになり、少し印象が変わりましたよね。自宅で何気なく撮ったクリスマスツリーの写真が、ちょっと雰囲気のある画像に変わりました。

❷画像の背景を削除する

　前項の操作で、画像はいい感じになりましたが、ツリーの後ろに写っている背景は消したいですよね。そこでこの項では、挿入した画像の背景を削除していきます。

　画像を選択（①）すると、［図の形式］タブ（②）が表示されるので、［背景の削除］（③）をクリックします。

　すると、背景として認識された部分が自動的に紫色に変わります（④）。ここで紫色に変わった部分が削除されることになります。でもよく見ると、削除したくない部分が紫色になっていたり（⑤）、取り除きたい部分がうまく取り除けていなかったり（⑥）します。これらを調整していきましょう。

　まず、削除したくない部分を調整します。［背景の削除］タブ（⑦）→［保持する領域としてマーク］（⑧）をクリックします。

　すると、マウスポインターの形が変わるので（⑨）、削除したくない部分（保持する領域）をなぞってマーク（⑩）します。

　削除される部分として紫色になっていた表示が消えました（⑪）。

　同様にして、削除したくない部分で紫色になっている箇所（⑫）をなぞってマークし、調整していきます。

　削除したくない部分の調整が終わったら、次は、うまく背景が取り除けていない部分を調整します。［背景の削除］タブ（⑬）→［削除する領域としてマーク］（⑭）をクリックし、先ほどと同様のやり方で、削除したい部分をなぞってマーク（⑮）します。

　すべての調整が終わったら［変更を保持］（⑯）をクリックします。

　すると変更が反映され、クリスマスツリーの背景が削除されましたね（⑰）。

　最後に画像を縮小し（⑱）、お知らせの空きスペースに収まるように配置すれば、完成です。

ExcelなどのOfficeアプリを使用する際に便利な画像編集のテクニック

　今回は、Excelで画像を入れた資料を作成する際に役に立つ画像編集のテクニックを2つ紹介しました。ここで紹介したテクニックは、Excelのほか、WordやPowerPointでも応用できます。Officeアプリで画像編集を行いたい時は、ぜひ思い出してみてくださいね！

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