いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】忘年会のお知らせもエクセルで！シートにWebの地図を貼り付けて手書きで説明を書き込む方法

トップスタジオ

2019年12月9日 06:55

今年は忘年会のお知らせをExcelで作ってみませんか？

　あっという間に12月に入り、今年も残り少なくなってきましたね。忘年会の幹事を任されている方もいるのではないでしょうか。幹事は、お店の予約や出欠の確認など、やることがたくさんありますよね。通常の業務もある中で、幹事の仕事に時間をかけているわけにはいきません。そこで、今年は使い慣れたExcelを使って、会場の地図入りの忘年会のお知らせを作ってみませんか？会場名さえわかっていればスマホの地図アプリなどで調べられるから大丈夫と思う人もいるかもしれませんが、紙面に地図を載せておく方がより親切ですし、いちいちみんなが場所を検索する手間も省いてあげることができますよね。

　今回の記事では、Excelで作った忘年会のお知らせに、Webの地図を挿入し、手書きの説明を書き込む方法を解説します。

❶別のウィンドウの画面をExcelに貼り付ける「スクリーンショット」機能

　まず、Excelのシートに、Webブラウザーで開いている画面の一部を貼り付ける方法を解説します。次の「2019年忘年会のお知らせ」（①）のセルA7に入力されている「《会場案内図》」という文字列の下に、Webブラウザーで表示したマップの一部を画像として挿入してみましょう。

注：本稿ではGoogle マップを例として使用しますが、実際にGoogle マップのスクリーンショットを印刷物に含める際は権利帰属表示を記載しないと規約違反となる可能性があります。また、他の地図サービスのスクリーンショットを利用する際も、各サービスの規約やガイドラインに従う必要がありますのでご注意ください。

　先に、シートに挿入したいWebページをWebブラウザーで表示しておきます（複数のウィンドウが開いている場合は、シートに挿入したいWebページが一番上に表示されるようにしておきます）。その状態でExcelに画面を切り替えて、［挿入］タブ（②）→［図］（③）→［スクリーンショット］（④）→［画面の領域］（⑤）をクリックします。Excelの他に開いているアプリやWebサイトの内容によっては、［スクリーンショット］と［画面の領域］の間に、Excelの他に開いているウィンドウのサムネイルが表示される場合もあります。

　すると、Webブラウザーの画面に切り替わります。画面全体が白っぽくなり、十字の形のマウスポインターが表示されたら、Excelに挿入したい領域をドラッグして選択（⑥）します。

　ドラッグを終えてマウスから手を離すと、再び画面がExcelに切り替わり、先ほど選択した領域がシート上に挿入されます（⑦）。

　挿入した画像は好きな位置にドラッグして移動できます。シート上の適切な位置に移動しておきましょう（⑧）。なお、画像は、選択されているアクティブセルの位置に挿入されます。画像を挿入したい位置のセルを選択した状態でスクリーンショットの挿入を行うと、最初からその位置にスクリーンショットを配置できます。

　これで、Webブラウザーで表示した地図の一部をExcelのシート上に挿入できました。

❷地図上に手書きで案内を書き込む

　次に、前項でExcelのシートに挿入した地図の上に、詳しい場所などのメモを手書きで記入してみましょう。描画機能を使うと、マウスやトラックパッドから手書きでシート上に文字を書き込むことができます。タッチ対応のディスプレイが使える場合は、クイックアクセスツールバーにある指の形のアイコンをクリックし、画面をタッチモードにして書き込むのもよいでしょう。本記事では、マウスモードの画面で説明していきます。

　地図を挿入した「2019年忘年会のお知らせ」のシートを開いておきます。［描画］タブ（①）をクリックし、表示されるペンの一覧から適当なもの（ここでは赤のペンとします）（②）を選択します。［描画］タブが画面上に表示されていない場合は、過去の記事を参考にして［描画］タブを表示してください。

　すると、シート上に手書きできる状態になるので、地図上に案内を書き込みます（③）。ここでは地図上に案内を書き込んでいますが、挿入した画像の上でなくても、シート上のどこにでも手書きで描画できます。

　これで、忘年会のお知らせにWebブラウザーで表示した地図を挿入し、手書きでメモを書き込むことができました。地図の表示が細かくて書き込みにくい場合は、画面の表示を拡大すると書き込みやすくなります。