初月100円!オススメGame Pass作品

「FF」や「オウガバトル」のスタッフも参加する新作RPG「Astria Ascending」

余命3カ月の勇者たちが世界を救うファンタジーRPG

 今回ご紹介する「Astria Ascending(アストリア アセンディング)」は、日本国内ではコンシューマゲーム機向けに10月7日に発売されたばかりの新作RPG。PC版とXbox版はそれより早く9月30日に発売されているが、早くも「PC 用 Xbox Game Pass」の対象となるのは嬉しい。

「Astria Ascending」のタイトル画面
「Astria Ascending」のタイトル画面

 本作を開発したArtisan Studiosはカナダの企業だが、日本の企業と連携して日本でゲームを開発し、海外に展開するという事業を行っている。実際に本作では、シナリオライターの野島一成氏、作曲家の崎元仁氏、デザイナーの吉田明彦氏、皆葉英夫氏らが参加。「ファイナルファンタジー」シリーズや「オウガバトルサーガ」シリーズなどに携わったクリエイターらの手による、新たなRPG作品となっている。

描き込まれた2Dグラフィックスが特徴
描き込まれた2Dグラフィックスが特徴

 本作の舞台は、様々な種族が住まうファンタジー世界。特別な力を得て戦うデミゴッドたちが、世界各地で起こる問題に対応すべく戦う。主人公は8人のデミゴッドだが、デミゴッドは力を得た代償として、3年で命を失ってしまう。しかもゲーム開始時点でかなりの月日が経った後で、残り3カ月の命となっている。

8人のデミゴットたちが主人公となる
8人のデミゴットたちが主人公となる
世界各地で起こる問題の解決に向かう
世界各地で起こる問題の解決に向かう

 ゲームスタート時から8人の仲間がおり、そのうち4人でパーティを編成する。仲間はそれぞれ能力が異なり、いわゆる戦士系や魔法系などに分かれる。物理攻撃のほかに、複数の属性攻撃があり、敵には属性に対する弱点や耐性が設定されている。

 戦闘はコマンドバトルで、素早い順に行動する。戦闘の特徴としてフォーカスポイント(FP)という要素があり、敵の弱点属性を突くとFPが増加。得たFPを消費することで、攻撃力を最大200%向上させられる。またFPを貯めるだけのコマンドもある。FPはパーティ全体で共有されるので、FPを貯めつつ強力な攻撃を持つ仲間がFPを使って攻撃するといった戦略が取れる。

 序盤から物理攻撃無効の敵が出てきたり、ボスが大量に回復したりと、戦闘はなかなかにシビア。戦闘以外では、複数ある装置を順番どおりに動かすなどの謎解き要素もある。

JRPGの伝統的なコマンドバトルを踏襲
JRPGの伝統的なコマンドバトルを踏襲
敵の弱点属性を突いてダメージ増加、さらにFPを獲得
敵の弱点属性を突いてダメージ増加、さらにFPを獲得
貯まったFPを消費して攻撃力を高められる
貯まったFPを消費して攻撃力を高められる

 各要素についてテキストでの解説は出るが、チュートリアル的な要素が少なく、ゲームシステムを丁寧に説明してくれる感じではない。過去にRPGを始めとしたゲームに慣れ親しんだ人なら、過去の経験から本作の要素を推察して遊べると思うが、やや玄人向けな印象は受ける。

 ゲーム内容は純粋なJRPGと言うより、「JRPGが好きな海外の人たちが作ったゲーム」という手触りで、正直なところ、そこかしこに日本製ゲームにはない違和感はある。それでも2Dグラフィックスの繊細な映像やBGMはとても美しいし、古き良きJRPGの手触りを残しつつも世界で受け入れられるゲームを作ろうと苦心したのはわかる。とっつきやすいとは言えないが、長年のゲームファン、特にJRPGファンには一度触れてみてもらいたい作品だ。

フィールドの謎解き要素もある
フィールドの謎解き要素もある
アセンションツリーと呼ばれるスキルツリーでキャラクターを成長させる
アセンションツリーと呼ばれるスキルツリーでキャラクターを成長させる
NPCを相手にJ-STERというミニゲームも遊べる
NPCを相手にJ-STERというミニゲームも遊べる

Microsoft Storeで「Astria Ascending」を購入する

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