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Wordで書いた文章がなんか読みにくい? それって「行間」が原因かも

何となく読みづらい文章は「行間」の設定が原因かも?

 Wordで作成した資料を読む際、何となく読みづらさを感じたことはありませんか? 文字数、内容、余白が同じでも、文書の印象が変わることがあります。例えば、以下の2つの文章を見てください。内容と余白は同じ、フォントの種類やサイズも一致していますが、“行間”が異なります。

まったく同じ内容でも印象が異なる

 狭い行間は文字が詰まっており、正式で堅い印象がありますね。情報の正確性や重要性を強調する際に適しています。一方、広い行間は親しみやすく、リラックスした印象を与えます。視覚的なゆとりが読み手の理解を助けます。

 自分が読み手の場合も、ぱっと見で資料の印象が左右されることがありますよね。行間の設定だけで相手の“読みやすさ”をコントロールできるなら、ひと工夫しておきたいと思いませんか? 今回は行間の設定について紹介します。

行間を広げる時はメニューからの操作が簡単

 Wordで作成する文書は、フォントに応じて自動的に行間が設定されます。行間を広げる場合は[ホーム]タブにある[行と段落の間隔]から[○行]を選択するのが簡単です。段落全体を選択してから操作しましょう。

行間を設定する段落を選択しておく。[ホーム]タブにある[行と段落の間隔]をクリックして行間を選択する。ここでは[1.15]を選択した
段落の行間が広がった

 なお、メニューにある[段落前に間隔を追加]と[段落後に間隔を追加]は項目名通りの機能です。段落の前後を広げたい場合に選択します。

数値で行間を指定する

 フォントによって、サイズを大きくすると行間が広がりすぎてしまうことがあります。違和感があるため、ある程度のサイズ以上に設定しないという経験則があるかもしれませんが、[段落]ダイアログボックスで自由に設定可能です。

行間を設定する段落を選択しておく。[ホーム]タブにある[段落の設定]をクリックする
[段落]ダイアログボックスが表示される。[行間]のメニューを選択して[間隔]を指定する。標準は[1行]となっている

 標準の行間は[1行]です。[1.5行]や[2行]は[行と段落の間隔]のメニューの項目と同じ意味になります。変則で「1.25行」や「2.5行」に設定したい時は[倍数]を選択してから[間隔]に数値を指定します。「0.75」のように「1」以下にすると行間が詰まります。

 いくつか設定例を見てみましょう。フォントサイズは10.5ptです。

[行間]を[倍数]、[間隔]を「0.75」に設定した例。標準の[1行]より行間が詰まっている
[行間]を[最小値]、[間隔]を「20pt」に設定した例。フォントサイズが10.5ptなので、[1行]より少し行間が広がっている
[行間]を[固定値]、[間隔]を「13pt」に設定した例。[最小値]「20pt」とほとんど差はないが、「13pt」の行間で固定されている

 [最小値]は文字通り、最小の行間を指定する数値です。フォントサイズより小さい数値を[間隔]に指定しても自動で調整されて変化がないように見えます。

[最小値]と[固定値]の違い

 [段落]ダイアログボックスの[行間]で選択できる[最小値]と[固定値]について整理しておきましょう。[最小値]は最小の行間が設定され、文字が切れないように自動調整されます。[固定値]は絶対的な行間です。フォントサイズより小さい[間隔]を指定すると文字の上部が切れてしまいます。

[行間]を[最小値]、[間隔]を「8pt」に設定した例。フォントサイズは「10.5pt」。行間は自動的に調整される
[行間]を[固定値]、[間隔]を「8pt」に設定した例。フォントサイズは「10.5pt」。固定値として行間を指定したため、文字が切れてしまう

 [最小値]を選択して[間隔]を指定したのに、行間が詰まらなくて悩む人は多いです。行間を詰める目的なら[固定値]で指定するほうが意図通りに制御できると思います。ただし、上の例のように文字切れには注意してください。