残業を減らす!Officeテクニック
Wordが使いづらいまま1年を過ごさないために見直しておきたい基本設定
2025年1月27日 06:55
職場や学校などで資料作成する際、Wordを使うことが多いですよね。パソコンを使っているなら、日本語入力はできますし、フォントの変更、図の挿入などの操作も簡単です。しかし、ExcelやPowerPointと比べて、好まれていない印象があります。Wordは深く考えなくても使える反面、思い通りに動かないと余計に腹立たしく思えるのかもしれませんね。
今回は、年始めに見直しておきたい基本設定をまとめました。Wordに対するイライラを少しでも軽減できると思いますよ。
なお、Wordを設定する[Wordのオプション]ダイアログボックスは、[ファイル]タブの[オプション]から呼び出せますが、[Alt]→[F]→[T]を覚えておくと便利です。
自動保存の間隔と保存場所を設定する
疲れていると「保存しますか?」と聞かれて、無意識に[いいえ]を押してしまったりすることがありますよね。バッテリー切れなどで更新した内容が消えてしまう可能性もゼロではありません。自動保存の間隔とファイルの保存場所を確認しておきましょう。短すぎてもパソコンに負荷がかかるので、5分程度が目安だと思います。
ファイルの保存時に保存を指定するのは意外と手間がかかります。例えばデスクトップなど、新規のファイルを保存するフォルダーを指定しておくと便利です。
ユーザー名を正しく設定する
ユーザー名は見落としがちな設定の1つです。「ユーザー1」などになっていると、共同作業の際などに誰の履歴なのかがわかりにくくなり、ほかの人に迷惑をかけてしまいます。自分と認識できる名前に変更しておきましょう。
編集記号はすべてONにする
文章中に意図しない空白が含まれていたり、タブではなく大量の“スペース”でインデントしていたりする箇所が明確になります。「編集記号」と呼ばれる全角・半角スペース、改段、改行、タブなどを示す記号を表示するように設定しておきましょう。ディスプレイには表示されますが、紙やPDFへの出力時には非表示になるので安心してください。
よく使う用紙設定を保存しておく
資料の仕上がりは、余白や行間によって変わります。よく使う設定が決まっているなら[規定に設定]をしておくといいでしょう。都度変更する場合は[OK]をクリックして設定を完了します。
なお、テンプレート(Nomal.dotm)とは、Wordの起動時に読み込まれるファイルです。[規定に設定]をクリックしたときに表示されるメッセージは、このファイルを更新していいかどうかを確認してます。標準では、C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Roaming¥Microsoft¥Templatesに保存されています。
行間は[段落]ダイアログボックスで設定します。[1行][1.5行][2行]のほか、[固定値]を選択して、任意の行間を設定することもできます。
[ヘルプ]が不要なら[F1]キーを無効にする
[半角/全角]キーを押そうとしたら、間違えて[F1]キーを押してしまってヘルプが起動してしまうことがありますよね。無効化する方法を紹介します。
この設定はテンプレート(Nomal.dotm)に登録されます。設定後にWordを再起動して試してみてください。ヘルプが必要な時は[ヘルプ]タブから呼び出せます。
なお、Excelで[F1]キーを無効にする方法も紹介しているので、よければ参考にしてください。