残業を減らす!Officeテクニック
入社前に覚えておくとデキる新入社員になれる! Excel時短ショートカット
2024年3月11日 06:55
MicrosoftのAIツール「Copilot」もOfficeアプリ向けに提供されたこともあり、新年度からはAIを使いこなして効率良く作業しよう! と意気込んでいる人もいると思います。AIについては、新社会人のほうが得意かもしれませんね。
ただ、実際には地味な業務が多いものです。新しい技術を導入するのが難しい職場もあるでしょう。せめてもの効率化の手段として、欠かせないのが“ショートカットキー”です。
[Ctrl]+[C]/[V]/[X]/[Z]など、定番のショートカットはさておき、Excelならではのショートカットも覚えておきたいところです。
今回は、手っ取り早くExcelを使いこなすための基本&必須のショートカットキーをまとめました。データ入力やセル選択といった操作は、どんな業務にも必要になります。これから社会人になる方はもちろん、Excelの操作を効率化したい諸先輩方にもおすすめのテクニックです。
上のセルと同じデータを入力する[Ctrl]+[D]
縦方向にデータをコピーする時は[Ctrl]+[D]キーがおすすめです。アクティブセルのすぐ上にあるセルがコピーされます。複数のセルを選択して、すぐ上の1行をまとめてコピーすることも可能です。なお、[Ctrl]+[R]キーでは、左隣のセルをコピーできます。
入力済みデータをリストで表示する[Alt]+[↓]
同じデータをくり返し入力する場合は[Alt]+[↓]キーを使ってみてください。アクティブセルより上側にあるセルに入力済みのデータがリスト表示されます。
複数のセルにまとめてデータを入力する[Ctrl]+[Enter]
[Ctrl]+[Enter]キーは、セルの編集内容を選択しているセル範囲すべてに適用します。例えば、数カ所をまとめて書き換える場合、選択した空白セルに同じデータを入力する場合などに効果的です。
セルの選択に欠かせないショートカットキー
表の下部を確認するためにホイールでスクロールしたり、ドラッグ操作でセル範囲を選択したりと、マウスを使った操作は慣れていると思います。手軽な操作ですが、万能ではありません。Excelのセル選択操作に必須のショートカットキーを覚えておきましょう。
例えば、以下のような大きな表で、一番下の行を表示する時は[Ctrl]+[↓]キーが正解です。連続するデータの“端”までジャンプできます。あわせて[↑](上端)、[←](左端)、[→](右端)も覚えておきましょう。
連続するデータの端、つまりデータの切れ目までジャンプすることから、データの抜けなどのチェックにも使えます。
[Shift]キーとの組み合わせも覚えておきたいテクニックです。セル範囲を“選択する”動作になります。例えば、任意の行以降を削除することを考えてみましょう。[Ctrl]+[Shift]+[→]キーで行を選択、そのまま[Ctrl]+[Shift]+[↓]キーを押すと、表の下端まで選択されます。
なお、行の選択後に[Ctrl]キーを放して、[Shift]キーを押したまま[↓]キーを押せば、セルの選択範囲を下方向に拡張できます。[↑]キーなら上方向に拡張です。
このまま[Delete]キーを押せばデータを削除できますね。ちなみに[Shift]+[space]キーで行全体、[Ctrl]+[space]キーで列全体を選択可能です。[Ctrl]+[-]キーで行の削除、[Ctrl]+[Shift]+[+]キーで行の挿入というショートカットキーもあります。