石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』
「ディアブロ IV」の先行アクセスが3月18~21日に実施。参加条件は製品版の先行購入
誰でも参加できるオープンベータは翌週
2023年3月10日 11:00
ついに「ディアブロ IV」がちょっとだけ遊べる
発売日が6月6日に決まったハック&スラッシュシリーズ最新作「ディアブロ IV」にて、発売前に本作をプレイできる先行アクセス、およびオープンベータの実施が決まった。ここで言う先行アクセスは、オープンベータの先行アクセスという意味らしい。
詳細は公式ブログに書かれているが、若干わかりづらい部分があるので、改めて情報を整理しておこう。
先行アクセスとオープンベータの実施期間
実施期間は“太平洋夏時間”で下記のとおり。
- 先行アクセス:3月17日9時~20日12時
- オープンベータ:3月24日9時~27日12時
これを日本時間にする。日本語のブログでは太平洋標準時間とされているが、3月17日時点で太平洋夏時間に移行しているので、太平洋夏時間で時差を+16時間で見るのが正しいようだ。ということで“日本時間”の実施期間は下記のとおり。
- 先行アクセス:3月18日1時~21日4時
- オープンベータ:3月25日1時~28日4時
いずれも概ね土曜から月曜までの3日間と考えればいいだろう。始まってすぐにプレイしたければ、深夜1時からとなるのが辛いところ。
先行アクセスの参加方法
先行アクセスに参加できるのは、すでに販売が始まっている製品版を先行購入した人のみとなっている。デジタル版のゲームを先行購入すると、購入したプラットフォームでの先行アクセスが自動的に利用可能となる。
本作の製品版には価格が異なる3つのエディションが用意されているが、今回の先行アクセスにはどのエディションを購入した人でも参加できる。なお、「デジタルデラックスエディション」以上のエディションの購入特典にある「最大4日間の『ディアブロ IV』先行アクセス権」は、今回のテストには関係せず、正式サービスを先行して遊べる権利、ということのようだ。
オープンベータは先行購入していない人でも参加できる。
PC版の動作環境
PCでの必須環境と推奨環境は下記のようになっている。
OS | Windows 10(64ビット) |
CPU | Intel Core i5-2500K/AMD FX-8100 |
メモリ | 8GB |
GPU | GeForce GTX 660/Radeon R9 280 |
DirectX | Version 12 |
ストレージ | 45GBの空き容量があるSSD |
インターネット | ブロードバンド接続 |
OS | Windows 10(64ビット) |
CPU | Intel Core i5-4670K/AMD Ryzen 3 1300X |
メモリ | 8GB |
GPU | GeForce GTX 970/Radeon RX 470 |
DirectX | Version 12 |
ストレージ | 45GBの空き容量があるSSD |
インターネット | ブロードバンド接続 |
最新ゲームの割にはかなり緩い条件になっており、CPUやGPUは10年物でも動かせるということらしい。推奨環境に至っても5年落ちという感じで、最近のPCならCPU内蔵グラフィックスでも動かせそうなスペックだ(動作環境からは外れるが)。
ただストレージにSSDが指定されており、容量も45GBとテスト段階にしてはかなりの大容量になる点は注意。テスト用クライアントのダウンロード先は本稿執筆時点では未公開だが、公式ブログで最新情報が得られるようなので、そちらでご確認いただきたい。
プレイできる内容
本作には5つのクラスが用意されているとのことだが、先行アクセスで扱えるのは「バーバリアン」、「ローグ」、「ソーサラー」の3クラスのみ。オープンベータでは「ドルイド」と「ネクロマンサー」も使用できるそうだ。
作成できるキャラクターは10体までで、レベルは25を上限とする。キャラクターデータは先行アクセスからオープンベータには引き継がれるが、オープンベータ終了時に全て削除され、製品版には引き継げない。
最大4人のオンラインプレイが可能。また家庭用ゲーム機では画面分割によるローカル2人プレイも可能で、その場合は先行アクセスに必要なアクセス権は1人だけでも構わない。ただし2人目もBattle.netアカウントを取得し、家庭用ゲーム機にアカウントを連携する必要がある。なお、PC版ではローカルマルチプレイに関する言及がない。
ゲームは通常プレイに加えて、特定の時間には巨大なワールドボスが出現。他のプレイヤーと協力して戦うものになっているそうだ。
オープンベータ参加特典
オープンベータのキャラクターデータは削除されるが、別途特典が用意されている。
いずれかのキャラクターで「キヨヴァシャド」に到達すると、称号「最初の犠牲者」を獲得。またレベル20に到達すれば、称号「冒険の先駆者」および「追従する狼」ベータコスメティックアイテムが獲得できる。これらは製品版にも反映されるということだろう。
1日も早くプレイしたい方は先行購入をお忘れなく
本作を早く遊びたくてたまらないという人は、先行アクセスに参加するため、製品版の先行購入をお早めに。製品版自体は発売後でも購入できるが、先行アクセスなど一部の特典は期日が過ぎたら無効になるので、いずれ購入するつもりならば今のうちに買っておく方がいい。……というとBlizzardの術中にはまった感じもするが。
最後に、筆者が実際に製品版を購入した手順もスクリーンショットで紹介しておこう。筆者は製品版の先行アクセスのために「デジタルデラックスエディション」を選んだ。購入手続きは「Battle.net」アプリから行ったが、Webサイトからでも構わないはずだ。
ちなみに購入してわかったことだが、12,600円で「デジタルデラックスエディション」を購入すると、「アルティメットエディション」へのアップグレードが1,400円で購入できるメニューが新たに登場する。「アルティメットエディション」は14,000円なので、差額ぴったり。もしかすると「スタンダードエディション」からも上位のエディションにアップグレード可能かもしれないが、そこは試していないのであしからず。
著者プロフィール:石田賀津男(いしだ かつお)
1977年生まれ、滋賀県出身
ゲーム専門誌『GAME Watch』(インプレス)の記者を経てフリージャーナリスト。ゲーム等のエンターテイメントと、PC・スマホ・ネットワーク等のIT系にまたがる分野を中心に幅広く執筆中。1990年代からのオンラインゲーマー。窓の杜では連載『初月100円! オススメGame Pass作品』、『週末ゲーム』などを執筆。
・著者Webサイト:https://ougi.net/