やじうまの杜
今度は呪文不要、Windows 11で「IE 11」を召喚する方法がまた発見される
ちょっと手間はかかるけど、マウスをポチポチするだけ
2022年8月4日 08:00
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
Windows 11には「Internet Explorer 11」が搭載されておらず、「iexplore.exe」を実行しても「Microsoft Edge」が代わりに起動(リダイレクト)してしまいます。しかし、互換性維持のために「IE 11」コンポーネント自体は残されており、スクリプトなどでCOMコンポーネントを呼び出せば利用することは可能。以前にもこの仕組みを利用して「IE 11」を起動するショートカットを作成する方法や、有志が開発した延命アプリを紹介してきました。
しかし、「IE 11」を起動する方法は他にもあるのだそう。しかもその方法はコマンドの入力が不要で、マウス操作だけで「IE 11」デスクトップアプリを呼び出せてしまいます。
Friendly reminder that IE still works in August 2022pic.twitter.com/f2hg41LwIp
— Xeno (@XenoPanther)August 2, 2022
手順はちょっと長くなるのですが、以下の通り。要するに、IEアドオンの管理画面にアクセスして、そこにあるリンクを踏むだけです(スクリーンショットはBeta版Windows 11のものですが、製品版でも同じ手順で再現できることを確認済みです)。
まず、[スタート]画面などから「コントロール パネル」にアクセス。[インターネット オプション]ダイアログを探し出して起動します。「マウス操作だけ」という縛りなしでよいならば、[ファイル名を指定して実行]ダイアログ([Windows]+[R]キー)で「control inetcpl.cpl」と入力するのが楽です。
次に[インターネット オプション]ダイアログの[プログラム]タグを開いて[アドオンの管理]ボタンを押しましょう。するとダイアログが開くので、左下にある「ツール バーと拡張機能の詳細」というリンクをクリック。
――すると、見事「IE 11」が開きました!
だからなんなのといわれると困るのですが、ちょっと面白くないですか? とはいえ、こうした抜け穴は次第にふさがれていくでしょう。レガシーサイトを閲覧したい場合はこんなまどろっこしいことをせず、素直に「Edge」の「IE モード」を利用することをお勧めします。