これからはじめるChatGPTの基礎知識

ChatGPTで質問してみよう ~いつでも気軽に会話ができる相談相手

 話題の対話型AI「ChatGPT」の仕組みや基本操作をおさらいしてみましょう。このコーナーでは、人気AIの使い方がまるごとわかる新入門書『できるChatGPT』から抜粋してお届けします。
ChatGPTで質問してみよう(以下、画像は『できるChatGPT』より)

 ChatGPTに質問してみましょう。友人や家族に相談するときのように、普段使っている自然な言葉で会話をすることができます。画面は英語となりますが、日本語で質問して、日本語の回答を得ることができます。

質問を入力する

  1. ここ(Send a message)をクリック
  2. 「インプレスについて教えてください。」と入力
  3. [Enter]キーを押す
【使いこなしのヒント】質問は明確に

Webの検索エンジンを使うときは、「インプレス 会社概要」など単語を入力するのが一般的ですが、ChatGPTでは、このような質問だと必ずしも的確な回答が得られるとは限りません。「~について教えて」「~のアイデアを考えて」のように明確に質問しましょう。

【使いこなしのヒント】テーマごとに会話が保存される

ChatGPTでは、テーマごとに会話が自動的に保存され、左側の履歴に一覧表示されます。履歴をクリックすると、過去の会話を参照したり、会話の続きをしたりできます。

≪時短ワザ≫ お気に入りに登録しておこう

ChatGPTのWebページは、ブックマークやお気に入りに登録しておくと便利です。ブラウザーのアドレスバーにあるアイコンから登録しておきましょう。

回答を確認する

  1. 回答が表示された
  2. 回答の長さに応じて画面が自動的にスクロールする
  3. ここ(クリップボードアイコン)をクリックすると回答内容をクリップボードにコピーできる
  4. ここ(サムズアップ/サムズダウンアイコン)をクリックすると回答内容を評価できる
【使いこなしのヒント】公序良俗に反する回答はできない

ChatGPTは、差別的な発言や公序良俗に反する回答はしないように調整されています。このため、特定の質問に対しては回答しないことがあります。

スキルアップ:会話が途中で止まってしまったときは

 回答の文字数が多くなりすぎたり、ChatGPTのアクセスが集中したりすると、会話が途中で途切れることがあります。このような場合は、「続きを書いて」とリクエストしてみましょう。また、回答が長くなりすぎることがないように、「簡潔に答えて」「候補を3つ教えて」「300文字で」といったように制限を付けて質問するのもいい方法です。

回答の文字数が多すぎると、途中で止まってしまう場合がある

まとめ:気軽に聞いてみよう

 ChatGPTは、いつでも気軽に会話ができる相談相手です。気になることを聞いたり、アイデアを出してもらったり、考察しながら会話を深めたりと、いろいろなことができます。ブラウザーを開くだけで、いつでも、何度でも質問できるので、気軽に使ってみましょう。

書籍紹介:『できるChatGPT』

  『できるChatGPT』(清水理史 著/できる編集部 著/越塚登 監修)は、「ChatGPT」の仕組みから基本的な操作、便利な使い方まで1冊で解説した新入門書。

 すぐに使えていろいろ役立つプロンプトを「できる」シリーズならではの丁寧な説明とわかりやすい構成で多数紹介されている。また、「ChatGPT」と他の対話型AIとの違いや、使用する上で注意したい著作権への配慮、セキュリティ対策もしっかりと説明。この1冊で「ChatGPT」を安心して使うことができる。

 7月13日発売。価格は、単行本・電子版ともに1,760円。全160ページ。