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WinForms/WPFでも「Microsoft Edge」ベースのWebブラウザーコントロールが利用可能に

「Internet Explorer」(Trident)ベースの“WebBrowser”からの移行も比較的容易

公式ブログ“Microsoft Edge Dev Blog”

 米Microsoftは、Windows 10向けの新しい“WebView”コントロールをプレビュー公開した。UWPではない、WinForms/WPFといった古いプラットフォームでも、「Microsoft Edge」ベースのWebブラウザーコントロールを利用できるようになる。9日(現地時間)付けで掲載された公式ブログ“Microsoft Edge Dev Blog”の記事で詳細が明らかにされている。

 それによると、新しいWinForms/WPF向けの“WebViewControl”は「Windows Community Toolkit 3.0」プレビュー版には含まれており、「Windows 10 April 2018 Update(バージョン 1803)」以降で利用可能。「NuGet」から「Microsoft.Toolkit.Win32.UI.Controls」パッケージを追加すると利用できるようになる。

 “WebViewControl”は、従来からある「Internet Explorer」(Trident)エンジンの“WebBrowser”コントロールと同じように扱えるように設計されている。そのため、「Visual Studio」や「Blend」のツールボックスからウィンドウに貼り付けるだけで簡単に置き換えられるという。

 なお、「Windows Community Toolkit」はこれまで「UWP Community Toolkit」と呼ばれていたライブラリで先日、改称が発表された。コミュニティベースで開発が進められているオープンソースライブラリで、カスタムコントロールやヘルパー関数、オンラインサービス連携、アニメーション、開発支援機能など、Windowsアプリケーションを開発する上で有用なコンポーネントが数多く含まれている。