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[スタート]画面のフォルダーに好みの名前を ~Dev版「Windows 11」Build 22579

USBリムーバブルドライブをBitLocker暗号化の対象から除外するポリシーも導入

「Windows 11」Build 22579がDevチャネルに

 米Microsoftは3月18日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 22579を「Windows Insider Program」のDevチャネルに参加しているテスターに対して公開した。すでに導入済みの場合は「設定」アプリの[Windows Update]セクションからアップグレードできる。

USBリムーバブルドライブを暗号化から除外するポリシー

 Build 22579では、USBリムーバブルドライブをBitLocker暗号化の対象から除外するポリシーが導入された。これはIT管理者向けの機能で、ビデオカメラやボイスレコーダー、会議システム、医療機器などの特殊なデバイスに組み込まれたストレージが意図せず暗号化されてしまうのを防止するためのものだ。

[スタート]画面のフォルダーに名前を付ける

[スタート]画面のフォルダーに名前を付ける

 [スタート]画面にピン留めされたアプリをフォルダーにまとめる機能がアップデートされ、予告通りフォルダーへ好みの名前を設定できるようになった。

 初期設定では「Folder」という名前がついているが、展開すると名前の編集が可能となっている。

印刷ダイアログのデザイン更新

印刷ダイアログのデザイン更新

 Build 22572で印刷キューのデザインがWindows 11の「Fluent Design System」に合わせてアップデートされたが、これはCPrintDialogを用いて印刷ダイアログを表示するWin32アプリにも適用される。

タスクバーにピン留めするWebサイトの提案

タスクバーにピン留めするWebサイトを提案

 OSセットアップ後に表示される「はじめに」アプリに、Webサイトのピン留め候補が表示されるように。まずは米国(EN-US)でテストされ、いずれほかのロケールにも提供される。

そのほかの変更と改善

 そのほかにも、以下の変更と改善が施された。

  • Build 22567で導入された[どのアプリで開きますか]ダイアログのデザイン刷新はパフォーマンス上の理由で一時撤回
  • [Windows]+[X]メニューをアップデートして、「Windows ターミナル」(Terminal)は「PowerShell」を起動するように変更。これは「Terminal」がアンインストールされた場合に備えたもので、「PowerShell」の既定ターミナルを「Terminal」に設定していれば動作に変更はない
  • 多指タッチジェスチャーを更新。3本指の左右スワイプでアプリを切り替え可能に
  • 「タスク マネージャー」のすべての画面に[新しいタスクの実行]ボタンを追加。ボタンのデザインもアップデート
  • 肌の色などを変更できる絵文字には、右下に小さなインジケーターを表示するように。[キーボード レイアウト]ボタンはクイック設定から削除
肌の色などを変更できる絵文字には、右下に小さなインジケーターを表示

 加えて、Windows 10からDevチャネルのWindows 11へ直接アップグレードするとエラーが発生する問題などが解決されている。

 なお、「Windows Insider Program」のDevチャネルで提供されている新機能は、開発チームが長期的視点からテスト導入しているに過ぎない。製品版には反映されないことも十分考えられるので、あらかじめご了承いただきたい。