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Microsoft、「Power Query Refresh」をWeb版「Excel」で一般公開

「Power Query」のWeb完全移植に向けて大きく前進

Microsoft、「Power Query Refresh」をWeb版「Excel」で一般公開

 米Microsoftが5月10日(現地時間)、「Power Query Refresh」をWeb版「Excel」(Excel for the web)で一般公開した。Web版「Excel」に「Power Query」の全機能を実装するという目標に向けた新たなマイルストーンとなる。

 「Power Query」は、外部データをインポートまたはデータソースと接続して「Excel」へ取り込み、「Excel」で扱いやすいように変換できる機能。CSVデータを文字化けさせることなくインポートしたり、Webページに掲載されているテーブルデータを加工して取り込むといった処理で役立つ。Web版「Excel」では、現在のワークブック(テーブルまたは範囲から)とODataフィードからのデータ取り込みがサポートされている。

 「Power Query Refresh」は、この「Power Query」クエリを更新する機能だ。リフレッシュ処理はバックグラウンドで行われるため、リフレッシュしている間もワークブックの編集は可能。デスクトップ版「Excel」などと同様、リフレッシュ操作はリボンの[データ]タブにある[すべての接続の更新]ボタンや[クエリ]ペインの[...]ボタンメニューの[更新]で行える。

 同社は今後も、「Power Query Refresh」に対応するデータソースの拡充、自動化のサポート、すべての「Power Query Editor」機能の再現に取り組むとのこと。