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タイトルバーまで黒い「没入型ダークモード」をバックポートした「paint.net 4.3.11」
フリーの高機能画像編集ソフト
2022年5月26日 09:00
米dotPDNは5月24日(現地時間)、フリーの画像編集ソフト「paint.net 4.3.11」を公開した。次期バージョン「paint.net 4.4」でテストされていた「没入型ダークモード」が十分な安定性を得たとして、「paint.net 4.3」系統にバックポート(古いバージョンへ移植)されている。
「没入型ダークモード」は、「paint.net」の全画面を黒基調にしたテーマだ。従来の「paint.net」はダークモードにしてもタイトルバーだけ白いままだったが、「没入型ダークモード」ではここもしっかり黒くなる。ツールウィンドウやダイアログのタイトル領域も黒くなるため、全体の統一感が増す。
その他の変更は軽微で、WebPとDDSファイルのプラグインが更新されたのみだ。
「paint.net」は、「.NET」テクノロジーで構築されたレタッチソフト。レイヤー機能や無限アンドゥ、豊富なエフェクトを備える。無償の画像編集ソフトとしてはかなり強力だが、それでいて複雑さは抑えられており、入門者にもおすすめできる。
オンラインインストーラーは現在、公式サイト「getpaint.net」から無償でダウンロード可能(寄付歓迎)。ZIP形式のポータブル版とオフラインインストーラーは、「GitHub」のプロジェクトページからダウンロードできる。対応OSはWindows 7 SP1以降。
また、Windows 10以降の場合は「Microsoft Store」から入手することも可能。こちらは820円(税込み)のダウンロード販売となっている。寄付をしたいが支払い方がわからない場合は、ストアからの購入がお勧めだ。
なお、既報の通り、次期バージョン「paint.net 4.4」はx64/ARM64、Windows 10以降のみのサポートとなるので注意したい。32bit環境やWindows 7/8.xで動作するバージョンは「paint.net 4.3」系統が最後だ。
ソフトウェア情報
- 「paint.net」
- 【著作権者】
- dotPDN LLC、Rick Brewster 氏、contributors
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8.1/10/11
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 4.3.11(22/05/24)