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「Opera」もAI搭載へ ~「ChatGPT」で答えを得たり、閲覧ページをボタン一発で要約

「Microsoft Edge」やGoogleの「Bard」に対抗

「Opera」にAI生成コンテンツ(AIGC)サービスを統合すると発表

 ノルウェーのOpera Softwareは2月10日(現地時間)、Webブラウザー「Opera」にAI生成コンテンツ(AIGC)サービスを統合すると発表した。デスクトップとモバイルの両方で利用できるようになるという。

 具体的には、現在人気のAIチャットサービス「ChatGPT」をサイドバーに組み込み、対話しながら疑問の答えを得たり、アイデアのヒントを得られるようにするほか、アドレスバーに要約ボタンを設け、閲覧ページを短くまとめてもらうといった使い方が想定されているようだ。

アドレスバーに[Shorten](短くまとめる)ボタンを設置
サイドバーの「ChatGPT」が要点を箇条書きに

 このようにWebブラウザーにチャットAIを組み込むことは、「Microsoft Edge」でも計画されている。また、Googleも会話型AIサービス「Bard」を先日発表し、検索エクスペリエンスの改善を図っている。

 「Opera」はWindows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。今回発表された機能はまだ実装されていないが、「Opera beta」や「Opera developer」などの先行テスト版を導入して待つのもよいだろう。

Webpage content summary using WebGPT in the Opera browser