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「Opera」にAIによる要約や翻訳、ツイート作成ができる「AI プロンプト」機能が追加

ボタンや選択テキストのポップアップでWebページからAIによるコンテンツ生成が可能

「Opera」v97.0.4719.28

 ノルウェーのOpera Softwareは3月22日(現地時間)、Webブラウザー「Opera」v97.0.4719.28と「Opera GX」LVL4 (core: 96.0.4693.117)の正式版を公開した。アップデートした。

 2月に同社が発表した「Opera」とAIベースのコンテンツ生成技術(AIGC:Artificial Intelligence Generated Content)との統合が早期アクセスとして利用できるようになっている。

 アドレスバーの左側に設置されたボタンや、Web上のコンテンツを選択すると現れるポップアップから利用できる「AI プロンプト」は、AIGC(ChatGPT)によるさまざまな操作ができるツール。Webページの内容に対して、要約のほかツイート作成、関連性の高い別サイトの提案・探索などさまざまなシーンでの活用できる。

アドレスバーの左側に設置されたボタンWeb上のコンテンツを選択すると現れるポップアップから利用できる「AI プロンプト」

 また、サイドバーから「ChatGPT」と「ChatSonic」にアクセスできるようになった。「ChatGPT」は質問を通じてアイデア出しや要約・翻訳の生成に強みを持つ一方、「ChatSonic」はブログ記事や記事のアウトライン作成といったより実務的な機能を備えているほか、画像生成も可能。用途に応じて使い分けるとよいだろう。

 なお、AIGCツールを使用する場合、それぞれのサービスでアカウントを作成するか、既存アカウントでのログインが必要。「Opera GX」では設定画面の[Early Bird]を有効化して再起動しないとクイック設定パネルに「AI プロンプト」の設定が表示されないので注意。

 Opera Softwareは今後も、OpenAI社とのコラボレーションプログラムを開発中で、ブラウザエクスペリエンスの強化に取り組むとしている。

Opera introduces AI Prompts & GPT-based services in sidebar