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「Thunderbird 115.2.0」が公開 ~MSIX版は「archive.mozilla.org」から提供【9月4日追記】

セキュリティ修正は未公表

「Thunderbird」v115.2.0

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v115.2.0が、8月30日(米国時間)に公開された。本バージョンにおける変更点は、以下の通り。

  • サイズ、未読、合計のカラムが右寄せに
  • メッセージリストヘッダーのニュースグループ名が短縮されるように

 また、MSIXパッケージが「archive.mozilla.org」から提供されるようになった。多くの不具合も修正されている。なお、本バージョンでは脆弱性の修正も行われているとのことだが、執筆時現在、セキュリティアドバイザリが更新されていないため詳細は不明。明らかになり次第、追ってお伝えする。

 「Thunderbird 115」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロード可能。Windows版はWindows 7以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 なお、「Thunderbird 102」から「Thunderbird 115」への自動更新は当面の間提供されないので注意したい。「Thunderbird 115」の不具合がある程度出尽くせば自動更新が開始されるはずなので、新機能より安定性を重視する場合はそれまで待つことをお勧めする。

[2023年9月4日編集部追記] 「Thunderbird」のセキュリティ情報が更新され、v115.2の修正内容が判明した。それによると、修正された脆弱性はCVE番号ベースで14件で、Mozillaの基準で深刻度が4段階中2番目に高い「high」が7件、3番目に高い「moderate」が5件、最も低い「low」が2件となっている。