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20年ぶりの新作「CrystalMark Retro」が公開、CPU・GPU・ディスク性能を測る総合ベンチマーク

応援キャラクター「水晶碧」のテーマが同梱された「Aoi Edition」も

総合ベンチマークソフト「CrystalMark」v1.0.0

 総合ベンチマークソフト「CrystalMark」の新作「CrystalMark Retro」が、3月31日にリリースされた。現在、作者のWebサイトから無償でダウンロード可能。

 「CrystalMark Retro」は、64bit(x64/ARM64)、メニーコア、多言語(48言語以上)に対応した総合ベンチマークソフト。ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark」やHDD/SSDの健康状態チェッカー「CrystalDiskInfo」などで知られる、ひよひよ氏の新作だ。

 対応OSは、Windows XP/Windows Server 2003以降。インストーラー版のほかZIP版があるが、インストーラー版はWindows Vista/Server 2008以降のみのサポートとなる。

 「CrystalMark Retro」は前作「CrystalMark 2004」をベースにユーザーインターフェイスなどをブラッシュアップしたものとなっており、CPU、ディスク、2Dグラフィックス(GDI)、3Dグラフィックス(OpenGL)の性能を1クリックで測定できる。ランダム切り替えを含むテーマ機能、フォントのカスタマイズ機能、拡大・縮小機能なども備える。

ランダム切り替えを含むテーマ機能なども搭載

 使い方は同シリーズを踏襲しており、[All]ボタンでCPU、Disk、2D、3Dのベンチマークテストを順番に、各カテゴリーのボタンを押すとそのテストだけを実行する仕組みだ。ベンチマークテストの結果は[ファイル]メニューからテキスト・画像として保存できるほか、画面右下の[X]アイコンを押すことで「X」(Twitter)へ投稿できる。

ベンチマーク結果はテキストなどで保存可能。「X」(Twitter)への投稿にも対応する

 加えて、「Crystal」シリーズアプリの応援キャラクター「水晶碧」(すいしょうあおい)のテーマが同梱された「Aoi Edition」では、ベンチマーク終了時に結果を「すっごーい!」などのボイスで知らせてくれる。周囲に人がいる場合は迷惑にならないように(あるいは恥をかかないように)注意したい。

応援キャラクター「水晶碧」のテーマが同梱された「Aoi Edition」

 ちなみに、ベンチマークのスコアは以下のルールで算出されているとのこと。

  • All:以下の比率で算出した相乗平均
  • CPU:40%(シングル 20%、マルチ 20%)、Disk 20%(各5%)、2D 20%(各5%)、3D 20%(シーン1が5%、シーン2が15%)
  • CPU:AMD Ryzen Threadripper PRO 5995WXのSingleスコアが10,000となるよう調整。Windowsがインストールされているドライブが対象で、テストファイルサイズは1GiB
  • Disk:MB/sの10倍
  • 2D (GDI):AMD Ryzen Threadripper PRO 5995WX + GeForce RTX 3700の環境で各スコアが10,000となるよう調整
  • 3D (OpenGL):描画したポリゴン数を再生時間で割った値の1/10

ソフトウェア情報

「CrystalMark Retro」
【著作権者】
ひよひよ 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11およびWindows Server 2003/2008/2012/2016/2019/2022(x86/x64/ARM64)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(24/03/31)