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モダンなエクスプローラー代替「Files」がファイル検索ツール「Listary」とタッグ

[Ctrl]キー2回で呼び出し、OSのファイルダイアログも使いやすく

「Files 3.4」が公開

 モダンなスタイルが魅力の高機能ファイラー「Files」が5月8日(日本時間)、v3.4へとアップデートされた。「Listary」との統合により、高度な検索機能が利用できるようになっている。

 「Listary」は、ファイルマネージャーの検索機能を拡張する補助ツール。OS標準のファイルマネージャー「エクスプローラ」(デスクトップやファイルダイアログを含む)のほかにも、「Total Commander」「Directory Opus」「WinRAR」「7zip」「FileZilla」などのサードパーティー製ソフトに対応しており、[Ctrl]キーを2回押すだけでシンプルなランチャーを呼び出し、その場でファイルの検索を開始できる。タスクトレイから検索ウィンドウを起動することも可能で、その場合はフィルタリングがビジュアルに行える。

ランチャーモードとリストビューモードを備えた高速ファイル検索ソフト「Listary」
ランチャーモード。[Ctrl]キーを2回押すだけで呼び出せる
タスクトレイから検索ウィンドウを起動。リストビューでビジュアルなフィルタリング

 「Files 3.4」は既定で「Listary」をサポートしており、以下の機能が利用できる。

  • インスタント検索:[Ctrl]キーをダブルタップするだけでファイル検索を開始
  • コンテキストパワー:検索結果を右クリックすると、「Listary」の豊富なコンテキストメニューへアクセス可能
  • クイックスイッチ:他のアプリでファイルダイアログを利用すると、「Files」で開いているフォルダーへ瞬時に移動できる
  • フォルダナビゲーション:検索結果内のフォルダーをシングルクリックすると、そのフォルダーへ移動し、現在のタブまたはペインでそのフォルダーを開ける
インスタント検索
コンテキストパワー
クイックスイッチ

 「Listary」は単体でも有能なアプリだが、「Files」と組み合わせることでより相乗効果を発揮するというわけだ。

 「Files」は、Windows 11のデザイン言語「Fluent Design System」に準拠したファイル管理ソフト。OS標準の「エクスプローラー」に先んじて「Windows App SDK」を採用するなど、意欲的な開発が進められている。なぜか本家にはない[送る]コマンドを備えていたり、「Git」を統合している点も魅力だ。

 開発プロジェクトは「GitHub」でホストされており、ライセンスは「MIT」。対応OSは「Windows 10 バージョン 20H1」以降。

ソフトウェア情報

「Files」
【著作権者】
Files Community
【対応OS】
Windows 10 バージョン 20H1以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎、Microsoft Storeから購入して開発を支援することも可能)
【バージョン】
3.4(24/05/08)