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Rust製コードエディター「Zed」がLinuxにようやく対応

Windowsサポートにも期待

「Zed」のリポジトリサイト

 Rust言語を採用したコードエディター「Zed」が7月10日(米国時間)、v0.143.6へとアップデートされた。Linuxへの対応が宣言されている。

 「Zed」は、開発を終了した「Atom」プロジェクトのメンバーが主導する次世代コードエディターのプロジェクト。「Electron」を捨て、「Rust」言語を採用し、UIにGPUをフル活用することにより、パフォーマンスを極めようという野心的なプロジェクトだ。2024年1月にはソースコードも公開されている。

 「Zed」はMac版しかなかったが、今回のリリースよりLinuxでも利用可能。以下のスクリプトを実行すれば、インストールできる。

curl https://zed.dev/install.sh | sh

 ただし、「glibc」がないシステムや「glibc」がv2.29より古いOS(「Ubuntu 18」など)、x64/ARM64以外のCPUを搭載するデバイスでは動作しないので注意。また、編集部にて試したところ、「WSL」環境でも利用できないようだ。Windows版のリリースにも期待したい。