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「EmEditor」v25.2が正式版に ~AI対応を拡充、「DeepSeek」「LM Studio」にも対応
Windows 7および32bit版のサポートは終了
2025年6月26日 12:36
米Emurasoftは6月25日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v25.2.0を正式公開した。v25.2.0では、生成AIサービスへの対応を拡充。これまではOpenAIのAPIのみをサポートしていたが、本バージョンではその互換モデルやDeepSeekのAPIも利用できるようになった。さまざまなオープンソースAIをローカル実行できる「LM Studio」も実験的にサポートされている。
加えて、推論モデルがサポートされた。OpenAIの「gpt-4o-mini」、DeepSeekの「deepseek-reasoner」が利用可能で、非推論モデルよりも正確な応答が期待できる。推論の内容を表示することも可能だ。
なお、「EmEditor」ではv25.0以降、AI機能の利用に「ChatAI」プラグインのインストールが必要となっている。ストア版では利用できない点には注意したい。
そのほかの変更は以下の通り。
- 日付や時刻による並べ替えの強化:日付形式を厳密に指定して正確な並び替えが可能に
- ツール バーのカスタマイズ機能の拡張:基本ツールバー以外も自由にカスタマイズできるように
- [カスタマイズ]ダイアログの改善:40ページに達した[カスタマイズ]ダイアログを見直し。ページをWindows既定の言語で辞書順に並べたり、不要なページを非表示にできるように
- Windows 7および32bit版のサポートを終了:今後は64bit版Windows 8.1またはWindows Server 2012 R2以降が必要に。新しいOSにサポートを絞ることでさらなる最適化も
「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。64bit版のWindows 8.1/Server 2012 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。
有償ソフトだが30日間の試用期間が設けられており、その後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使える。また、インストーラー版・ポータブル版のほかにも、「Microsoft Store」から入手できるストア版が用意されている。
ソフトウェア情報
- 「EmEditor Professional」
- 【著作権者】
- Emurasoft, Inc.
- 【対応OS】
- 64bit版のWindows 8.1/Server 2012 R2以降
- 【ソフト種別】
- 年額7,200円(2年目以降は初年度の75%)など(試用期間後は、個人利用のみで一部機能の制限された「EmEditor Free」として使用可能)
- 【バージョン】
- 25.2.0(25/06/25)