いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】請求書に翌月末の日付を自動入力したい!エクセルで請求書発行日から支払期限日を自動設定するテク

支払期限日となる翌月末の日付を計算するのが面倒!

 請求書の作成にExcelを活用している読者は少なくないと思います。Excelで請求書のひな形を作っておけば、そのブックをコピーして請求内容に合わせて数値を書きかえるだけで、見やすい請求書が簡単に作れますよね。

 ところで、請求書の中には、たいてい支払期限日を入力する欄があります。支払期限日は社内で決められている場合が多いと思いますが、「翌月末が支払い期限」という場合、翌月の月末が30日なのか31日なのか(2月だと末日が28日の年と29日の年があります!)、度忘れしてしまう時がないでしょうか。

 請求書を作成するたびに翌月の月末は何日だったかな?と考えていると、時間も無駄に使ってしまいますよね。今回は、ExcelのEOMONTH関数を使って請求書に翌月の月末の日付を簡単に表示するテクニックと、EOMONTH関数の応用例を解説します。

EOMONTH関数を使って翌月末の日付を表示する

 Excelで作成した請求書に、支払期限日として請求書発行日の翌月末の日付を表示する例を考えてみましょう。

 セルE1に請求書の発行日を入力し、セルD9に支払期限として発行日の翌月末日の日付を表示する(①)例を考えてみましょう。セルD9に直接翌月末日の日付を入力してもいいですが、請求書を作成するたびに翌月末の日付を計算するのは面倒ですよね。

 このような時は、EOMONTH関数が便利です。EOMONTH関数は、「EOMONTH(開始日,月)」という書式で使い、「開始日」の日付から、「月」に指定した月数だけ後の月の月末日(月末の日付)を求めることができます。今回は、請求書の発行日を基準日として計算するので1つ目の引数には請求書発行日の日付(セルE1)を指定し、翌月末(1つ後の月の月末)の日付を求めたいので、2つ目の引数には「1」を指定します。翌月末の日付を表示させたいセル(ここではセルD9)をクリックして選択(②)したら、セルD9に「=EOMONTH(E1,1)」(③)と入力し、[Enter]キーを押します(④)。これは「E1に入力された日付の翌月の末日」を求める数式です。

 すると、翌月末の日付(⑤)がセルD9に自動で表示されます。

 この数式をセルD9に入力しておくと、この請求書のブックをコピーして別の請求書を作成する時には、セルE1の発行日を修正する(⑥)だけで支払期限日が更新されます(⑦)。

 こうしておけば、1通の請求書の発行にかかる時間が短縮できますね!

 ちなみに、今回は2つ目の引数の「月」に正の数を入力していますが、ここに負の数を入力すると、その月数だけ前の月の末日を求めることができます。

応用例:「翌月3日」の日付を表示したい時は……?

 EOMONTH関数は、月末の日付を計算する関数ですが、応用すれば「翌月3日」などの日付を表示させることもできます。翌月3日が提出期限になっている備品請求書に、提出締切日を表示させる例を考えてみましょう。

 セルF1に請求書の申請日(①)を入力し、請求書の下部に注意書きを表示したうえで、セルB16に提出締切日として翌月3日の日付を表示させたい(②)とします。

 「翌月3日」は、何月であっても必ず「当月末日の3日後」ですよね。それを、EOMONTH関数を使った数式で表現しましょう。セルB16に、「=EOMONTH(F1,0)+3」(③)と入力します。「当月末日」は「0か月後の月末」ですから、「EOMONTH(F1,0)」とすることによりセルF1に入力された日付と同じ月の末日を計算することができます。さらに、その3日後の日付を求めるために、数式の後に「+3」を付け足しています。

 数式を入力したあと[Enter]キーを押せば、セルB16に自動で翌月3日の日付が表示されます(④)。

EOMONTH関数で請求書の管理の効率をUP!

 今回は、EOMONTH関数を使って請求書に翌月末日や翌月3日などの日付を自動で表示させるテクニックを解説しました。

 一度数式をセルに入力しておけば、ブックをコピーして使い回すことができ、申請日を入力するだけで支払期限などの日付を自動で表示させられるようになり、申請書などの管理がとても楽になりますね。

 ぜひ、EOMONTH関数を業務の中のいろいろな場面で活用してくださいね!

今月のExcelTips