【Excel】セルを移動するたびに［半角/全角］キーを押すのが面倒！エクセルで日本語入力が自動でON/OFFされる名簿を作るテク

日本語入力のON/OFFを自動で切り替えられるように設定する

　次の「エクセル講座 受講名簿」の例を使ってやってみましょう。この表の「受験番号」「受講開始日」「受講回数」の3項目（①）に対して、これらのセルがアクティブになった時に日本語入力がOFFになるように設定してみます。

　まず、対象の列（A列、D列、E列）の列全体を選択します。ここではA列だけが離れていて、D～E列は隣り合っていますね。離れたセル範囲を同時に選択する場合は［Ctrl］キーを押しながら選択すればよいので、A列の列見出しをクリック（②）してA列全体を選択したあとで、［Ctrl］キーを押しながら、D列の列見出しからE列の列見出しへドラッグ（③）してD～E列の列全体を選択します。

　列を選択できたら、［データ］タブ（④）→［データの入力規則］（⑤）をクリックします。

　［データの入力規則］ダイアログボックスが表示されるので、［日本語入力］タブ（⑥）を選択します。［日本語入力］欄の右側にある矢印ボタン（⑦）をクリックして表示されるメニューから［オフ（英語モード）］（⑧）を選択します。

　［オフ（英語モード）］が選択できたら、［OK］（⑨）をクリックします。

　ダイアログボックスが閉じて、表示がシートに戻ります。

　続いて、「エクセル講座 受講名簿」にある「所属」と「氏名」の2項目に対して、今度は日本語入力がONとなるように設定しましょう。［データの入力規則］ダイアログボックスを表示するところまでは、先ほどと同じです。その後、［データの入力規則］ダイアログボックスの［日本語入力］欄で、ドロップダウンリストから［オン］（⑩）を選択します。

　設定を終えたら、［OK］（⑪）をクリックしてダイアログボックスを閉じます。これで日本語入力の自動切替の設定は終わりです。

日本語入力のON/OFFが設定されているかを確認する

　「エクセル講座 受講名簿」の2行目にデータを入力しながら、日本語入力のON/OFFが自動的に切り替わるかどうか確認してみましょう。セルA4（①）を選択して画面の右下を見てみると、［A］（②）と表示されていますね。これは日本語入力がOFFになっていることを示しています。

　このままタイプすると、半角英数字でデータを入力できます（③）。

　［Tab］キーを押して次の項目（セルB4）（④）に移動しましょう。すると画面右下の表示は自動的に［あ］（⑤）に切り替わり、日本語入力がONになります。このままタイプすると、日本語を入力できます。

　同様にして入力を続けていき、セルD4（日本語入力をOFFに設定したセル）（⑥）に移動します。画面右下を見てみると［A］（⑦）になり、日本語入力はOFFになっていますね。

　このように設定しておけば、項目を移動するたびに［半角/全角］キーを押さなくてもよくなり、効率的にデータ入力を行えますよね。

日本語入力のON/OFFが自動で切り替わるように設定しよう

　今回は、Excelでセル（列）ごとに日本語入力のON/OFFを設定する方法について解説しました。このように設定することで、セルを移動するたびに手動で切り替えなくてもよくなることがわかってもらえたと思います。

　ちょっとしたことですが、大量のデータを入力しなければならない時などは、作業の手間が大きく変わってきます。ぜひ試してみてくださいね！