いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】テーブルで「スライサー」を使えばフィルタリング操作が効率的に!
2023年8月30日 06:55
「スライサー」なら表示データの切り替えが簡単
表の内容を確認する際、並べ替えや絞り込みにフィルターを使うことが多いと思います。基本的な機能ですが、複数列を対象に処理すると難易度が上がります。例えば以下の表では、席が「S」または「SS」で、販売数が「10以上」でフィルターしています。
エクセルに慣れていなければ戸惑ってしまうのではないでしょうか。また、条件を切り替えて「B」かつ「上野」に絞り込みの条件を切り替えるにはどうしましょう? いったんフィルターをクリアして、再び絞り込みの条件を指定し直すことになります。さらに違う条件でデータを確認する時は同じ操作を繰り返します。慣れの問題ではなく、少々面倒ですよね。
何度も条件を切り替えてデータを分析したい時は、フィルターより「スライサー」の機能を使うと効率的です。ボタンをクリックするだけで条件を切り替えられて直感的に操作できます。さっそく使ってみましょう。
表をテーブルに変換する
スライサーは「テーブル」の機能のひとつです。表をテーブルに切り替えて利用します。すでにテーブルを使っている場合は以下の操作は不要です。表内をクリックしたときに[テーブルデザイン]タブが表示されるかどうかで判断してください。
スライサーを挿入する
テーブルに変換できたので「スライサー」を挿入しましょう。必要な項目(フィールド)を選んで表示することも可能ですが、ここではすべて選択します。
フィルターしない項目(フィールド)があれば削除可能です。不要なスライサーの見出しを右クリックして削除します。
スライサーを利用する
スライサーの使い方は簡単です。条件とする項目名をクリックして絞り込みます。複数の項目を同時に指定することも可能。フィルターと組み合わせて「○○以上」のような条件も指定できます。
複数の条件を指定する場合は[Ctrl]キーを押しながら項目名をクリックします。[フィルターのクリア]ボタンの左にある[複数選択]ボタンをクリックしてから選択しても構いません。
フィルターと組み合わせて販売店が「品川」、販売数が「10以上」で絞り込んでみます。
直感的でわかりやすい「スライサー」
「スライサー」は項目名をクリックするだけで絞り込めるのでわかりやすいですよね。条件を切り替えながらデータを確認したい時に重宝します。直感的に操作できて作業効率も上がりますよ。