いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】表の罫線をドラッグ操作で描きたい! 思い通りの表をデザインするテクニック
2024年3月13日 12:06
罫線はドラッグ操作で簡単に引ける
エクセルの表に罫線を引いて、体裁を整えたいことがありますよね。一般的に[ホーム]タブにある罫線を引くためのメニューから設定すると思いますが、選択できる項目は限られています。例えば、セル範囲の左右に罫線を引く場合は、[左罫線]と[右罫線]の両方を設定する必要があります。
メニューから罫線の種類をくり返し選択するのは面倒ですし、該当する項目を想像しにくいこともありますよね。好きな位置にドラッグして描ければいいと思いませんか? 実は、そんな機能もちゃんと用意されています。今回は、線の種類を選んでから、罫線を直感的に引くテクニックを紹介します。
罫線の種類を選択して[罫線の作成]を利用する
ここでは、以下のように罫線を引いていきます。表のまわりの罫線はなし、縦は1種類、横は2種類の罫線を使っています。
ドラッグ操作で罫線を設定する場合は[罫線の作成]の機能を利用します。罫線の種類を選択後、すぐに[罫線の作成]が有効になり、マウスポインターの形が“鉛筆”に変わります。意図する位置に、同一の線を連続して引くことができるのが便利です。罫線を引き終えたら[Esc]キーを押して、[罫線の作成]をキャンセルします。
続けて、二重線を引いてみましょう。先ほどと同様に罫線の種類を選択してからドラッグします。
なお、[線のスタイル]から選択した罫線の種類は、以降も有効な状態です。標準の“実線の一重線”に戻す時は選択し直しておきましょう。
設定済みの罫線を消去できる[罫線の削除]
表全体に[格子]を設定した後、[罫線の削除]の機能を使って、不要な罫線を消去して整える方法もあります。表内に含まれる罫線の種類によって、[罫線の作成]と使い分けるといいでしょう。[罫線の削除]の選択後、マウスポインターが“消しゴム”の形に変わります。
ドラッグ操作で罫線を直感的に引ける
複数の線種で表内に罫線を引く場合、罫線メニューからの操作に苦労することがあります。ドラッグ操作のほうが、直感的でわかりやすいこともありますよね。なお、[線のスタイル]とあわせて[線の色]を選択してからドラッグすると、一部の罫線の色を変更することも可能です。罫線を引くテクニックのひとつとして覚えておくと役立ちますよ。