エクセルの表は見た目が大事! 見やすく美しい表を作るための必須テクニック10選

見出し項目の固定から、セル結合せずに複数セルにまたがった見出しを表示する方法まで

 Excelで資料を作成するとき、気を付けたいのが表のデザインです。自分で分析する場合でも、他人にプレゼンする場合でも、見やすく、美しい表は新たな気付きや効率アップと成功のカギとなります。そこで今回は表のデザインをワンランクアップできるテクニックを解説した記事を集めてみました。ぜひ、Excelの表を作る際に役立ててください!

見出し項目を固定して常時表示

 ディスプレイが小さくて困ることの1つとして、大きな表で作業をする際、画面をスクロールしながら表内を行ったり来たりしなければならないということがあります。表の下の方に記載されているデータを参照するために画面を下にスクロールすると、見出し行が表示されなくなることもあります。見出し項目を確認するために、画面の先頭に戻ったりしていると、作業はなかなかはかどりません。そこで今回は、Excelで行見出しや列見出しなど、常に表示しておきたい部分を固定表示する方法を解説します。

1行おきに背景色をを付ける

 Excelで名簿などの大きな表を管理する際、1行おきにセルに色を付けられたら見やすくなるのに……と思ったことはありませんか。1行おきにセルに色が設定されていれば、大きな表でも1件1件のデータが見やすくなりますよね。

 そこで今回は、Excelで1行おきにセルの背景色を変えて、縞模様のように表示する方法を3つ解説します。今回解説する3つのテクの中から、自分のやりやすい方法を見つけて実務に活かしてください。

セルを結合せずに複数セルにまたがった見出しを表示する

 Excelを使って表を作成する際、複数のセルを結合して1つのセルのように扱いたいということはありませんか。この「セルの結合」機能は、使い方によっては役に立つものですが、一方で厄介な点もあります。例えば、データをコピー&ペーストする際にうまくいかなかったり、表の行や列を選択したい時に不便だったりする問題があります。

 でも実は、こういった場面で「セルの結合」機能に代わって利用できる方法があります。それは、「選択範囲内で中央に揃える」という機能です。

土日や祝日の日付に色を付ける

 スケジュール表の土曜の日付は青色、日曜の日付は赤色、祝日の日付はオレンジ色となるように設定する方法を解説します。

表の見栄えを良くする4つのテクニック

 時間をかけて作成したExcelの報告書を見せたところ、相手の反応が思わしくなく、何でだろう……なんてモヤモヤしたことはありませんか。もしかすると、見た目のせいで内容の良さが伝わっていないかもしれません。どんなに素晴らしい内容の資料を作ったとしても、見る人にそれが伝わらなければ意味がありませんよね。ほんの少し手間をかけるだけで、格段に見栄えの良いExcel資料を作ることができますよ。

表をコピー&ペーストしてもレイアウトを崩さない方法

 Excelを使って業務をしていると、既存の表をコピペして使い回したい時がありますよね。でも、表をコピーして別のシートやブックに貼り付けた時に表のレイアウトが崩れてしまい、かえって面倒だったという経験はありませんか?

 表をコピー&ペーストする場合、[Ctrl]+[C]キーを押してコピーし、[Ctrl]+[V]キーを押して貼り付けている人は多いと思いますが、貼り付けの際に、「Ctrl」+[V]キーを押すだけだと元の表の列幅までは引き継げません。

 Excelの「貼り付けのオプション」機能を使い、元の表の列幅を保ったままコピー&ペーストする方法を解説します。

表をテーブルへ変換する方法と使い方

 普段のExcel業務で表を作成するとき、行や列を追加するたびに書式を設定するのが面倒……、合計などの数式を入力するのに時間がかかる……、などと感じたことはありませんか。そんなときは、Excelのテーブル機能を使ってみてはいかがでしょうか。

 Excelで作った表をテーブルに変換するだけで、いろいろ効率化できる作業があります。たとえば、「行や列を追加したとき、書式が自動的に引き継がれる」「集計行を使って、簡単に集計が行える」「1つのセルに数式を入力すると、他のセルにも自動入力される」などです。

用途に応じたフォントを使う

 内容が全く同じでも、フォントが違うだけで、パッと見た時の印象が全然違いますよね。Excelで書類を作成する時、もちろん内容そのものが正しく入力され、操作しやすい書類になっていることは最も重要ですが、開いた時に見やすく、印象の良い見た目に仕上げるということも同様に重要です。

 Excelでフォントを選択するときのコツと、あらかじめ設定されているフォントを別のフォントに変更する方法について解説します。

「アイコンセット」を使う

 売上金額などを前年度と比較する際、Excelを使って資料を作成することはよくありますよね。表やグラフにまとめるのが定番の方法なので、やり方をすっかり覚えているという読者は少なくないでしょう。

 でも、Excelで作成した表やグラフは、簡単に作れる反面、誰が作っても似たような見た目になってしまいがちではありませんか? 同じデータから資料を作成しても、同僚とひと味違った見せ方ができれば、差を付けることができそうな気がしますよね。

 売上の増減など、データの変化をわかりやすく見せたい時に役立つ「アイコンセット」の使い方を解説します。

セル内の一部文字列だけ色を変える方法と1つのセルで列と行の見出しを表示する方法

 Excelで作業する時に、セルの文字を太字にしたり、セルの背景に色を付けたりなど、書式を設定することはよくあると思います。Excelには、見栄えをよくするためのさまざまなメニューが用意されていて便利ですよね。

 でも、ぴったり思いどおりの書式を設定できずに、もどかしく感じた経験はありませんか? 意外と知られていないけれど、知っていると便利な書式設定のワザを解説します。