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「Windows 10 RS5」に機械学習のタイピング支援、フォントのユーザーインストールも可能に

テキストコマンドメニューもリッチに

 PC版「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17704(RS5)では、入力やフォントに関する改善も多数盛り込まれた。とくに機械学習で入力効率を高める“入力インサイト”には注目したい。

入力インサイト

ユーザーの入力(タイピング)を学習し、その効率を高める人工知能・機械学習機能“入力インサイト(Typing Insight)”

 “入力インサイト(Typing Insight)”はユーザーの入力(タイピング)を学習し、その効率を高める人工知能・機械学習機能だ。たとえばスペルミスを修正したり、次に入力する単語を推測して補完候補を表示したりといったことが行えるようになるという。

 “入力インサイト”がどのように機能しているかは、「設定」アプリに設けられた[入力インサイト]画面の統計情報で確認することが可能。[ホーム]-[入力]セクションからアクセスできる。

 ただし、本稿は「Windows 10 Insider Preview」Build 17704のソフトウェアキーボードで作成したが、それらしい機能は確認できなかった。学習を行うには相応のタイピング量が必要となるのか、もしくは日本語への対応はこれからなのかもしれない。

テキストコントロールに対するコンテキストコマンドの改善

右クリックメニューのカット、コピー、貼り付けといったコマンドにアイコンが追加され、操作がわかりやすく

 また、テキストコントロールに新しい“CommandBarFlyout”コントロールが導入された。右クリックメニューのカット、コピー、貼り付けといったコマンドにアイコンが追加され、操作がわかりやすくなったほか、“Fluent Design System”のアクリル・奥行き効果が適用され、他のコントロールとの外観が統一される。

 この新しいテキストコマンドは、[スタート]画面や「設定」アプリなど、XAMLベースのコンポーネントにあるテキストボックスで利用できる。

フォントのシングルユーザーインストール

 「April 2018 Update」では“ストア”からフォントをインストールできるようになっているが、これに伴い、システム全体ではなく、ユーザー単位でフォントを導入・管理できる仕組みが整備された。しかし、まだまだ“ストア”で配布されているフォントは少なく、大部分は作者のホームページやライブラリサイトで配布されているケースがほとんどだ。

 そこで本ビルドでは、フォントファイルをユーザー単位でインストールする仕組みがシェルにも導入された。フォントファイルの右クリックメニューで[すべてのユーザーに対してインストール](システム全体、要管理者権限管理者権限)と[インストール](ユーザー単位)という2つのコマンドが選べるようになっているほか、フォントのプレビュー画面の[インストール]ボタンがユーザーごとのインストール処理になり、管理者権限を必要とすることを示す盾(UAC)アイコンがなくなっている。

フォントファイルの右クリックメニューで[すべてのユーザーに対してインストール]と[インストール]という2つのコマンドが選べるように
フォントのプレビュー画面の[インストール]ボタンがユーザーごとのインストール処理に、UACなしのインストールが可能

 フォントをユーザー単位で導入できるメリットは、なにもUACダイアログが表示されないことだけではない。学校や職場の共用PCなど、管理者権限が与えられていない環境でも、好みのフォントを導入できるのも利点と言えるだろう。また、フォントに細工を施して感染させるタイプのマルウェアに対する防御策としてもある程度期待できる。

「Microsoft Font Maker」アプリ

「Microsoft Font Maker」アプリ

 また、本ビルドに合わせて「Microsoft Font Maker」アプリが紹介されている。「Microsoft Font Maker」は、オリジナルの手書きフォントを簡単に作成できるアプリ。現在のところサポートされているのはアルファベットと数字、一部の記号のみだが、ユーザーの反応次第では他の文字への対応もありそうだ。積極的にフィードバックを送ってみよう。