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Apple、「Safari 12」を「macOS Sierra」「macOS High Sierra」向けに一般公開
タブにFaviconを表示するオプションを追加。セキュリティの強化や脆弱性の修正も
2018年9月18日 15:47
米Appleは9月17日(現地時間)、Webブラウザー「Safari」の最新版「Safari 12」を「macOS Sierra」「macOS High Sierra」向けに一般公開した。“Mac App Store”から無償でアップデート可能。「macOS Mojave」や「iOS 12」ではデフォルトブラウザーとなっている。
「Safari 12」では、タブにWebサイトのアイコン(Favicon)を表示するオプションを追加。アカウントを作成したりパスワードを変更する際に、強力でユニークなパスワードを生成する機能が導入された。
さらに、セキュリティとプライバシーの強化も図られている。ドメインごとにポップアップを許可またはブロックする機能が搭載されたほか、埋め込みコンテンツやソーシャルメディアのボタンによる行動追跡を防止する“Intelligent Tracking Prevention 2.0”、“XSSI(Cross-Site Script Inclusion)”攻撃からユーザーを保護するための仕組みが追加された。「Adobe Flash Player」を除くNPAPIプラグインのサポートを打ち切った点や、古い「Safari」拡張機能の動作に制限を加えた点も、セキュリティ改善の一環と言える。
なお、本バージョンではCVE番号ベースで3件の脆弱性修正も行われている。情報漏洩やスプーフィング(なりすまし)につながる恐れがあり、できるだけ早いアップデートが推奨される。