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Microsoft、「Windows 10 October 2018 Update」で削除・開発終了となる機能を案内
「ホログラム」アプリなどが削除。「Snipping Tool」は新しいツールで代替
2018年9月19日 08:30
米Microsoftは、「Windows 10」の次期大型アップデート「Windows 10 October 2018 Update」(バージョン1809)以降、削除または新機能で置き換えられる予定の機能を明らかにした。完全なリストはドキュメントサイト“Microsoft Docs”で確認できる。
「October 2018 Update」以降、削除される機能
以下の機能は、「October 2018 Update」で削除される予定。利用している場合は、代替アプリへの移行を検討すべきだ。
「ホログラム」アプリ
“Windows Mixed Reality(MR)”で仮想現実(VR)空間にオブジェクトを配置できる「ホログラム」アプリは、「Mixed Reality Viewer」アプリに置き換えられる。
「ホログラム」アプリの利用には“Windows MR”対応のヘッドセットや“HoloLens”が必要だが、「Mixed Reality Viewer」アプリは端末にカメラさえあれば楽しめる。
「Microsoft モバイル コンパニオン」
「Microsoft モバイル コンパニオン」アプリは、Windows 10搭載PCとスマートフォン・タブレット(Windows 10 Mobile、iPhone/iPad、Android)との連携をアシストするツール。以前から廃止が予定されていた。
「モバイル コンパニオン」アプリがサポートする端末のうち、Windows 10 Mobileは新機能の開発が凍結されており、終息を待つ状態だ。
iOS/Android端末とWindows 10の連携機能に関しては、「設定」アプリにある[電話]セクションへの集約が進んでいる。モバイル版「Microsoft Edge」アプリや「Continue on PC」アプリを導入すれば、モバイルで閲覧中のWebページのリンクを簡単にPCへ送信することが可能だ。
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また、今後提供が予定されている「Your Phone」(日本語名:同期電話)アプリを利用すれば、スマートフォンの写真とSMSをPCで扱うことが可能だ(現在のところ、Androidのみ対応)。
そのほかにも、
- Distributed Scan Management (DSM)
- “unattend.xml”における“FontSmoothing”設定
- limpet.exe
- Trusted Platform Module(TPM)管理コンソール
- Windows Embedded Developer Update
の廃止が予定されている。
すでに開発されていない機能
以下の機能は、もはやアクティブに開発されていない。すぐに利用できなくなることはないが、さらなる機能強化や改善は期待できない。できるだけ早めに代替機能への移行した方がよいだろう。
「Snipping Tool」
OS標準のデスクトップキャプチャーツール「Snipping Tool」はいずれ廃止され、新しいスクリーンショットツール「Snip&Sketch」に置き換えられる予定だ。
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新しいスクリーンショットツールはUWP製で、高DPI環境やペンにも対応している。また、“アクション センター”や[Windows]+[Ctrl]+[S]キーで簡単にアクセスできるなど、利便性にも優れる。
「ディスク クリーンアップ」
“Microsoft Docs”のリストには掲載されていないが、OS標準の不要ファイル削除ツール「ディスク クリーンアップ」も非推奨とされている。「設定」アプリに組み込まれている新しい機能“ストレージ センサー”が代わりに利用できる。
そのほかにも“CDF Dynamic Lock API”(Windows 10の“動的ロック”機能で代替可能)や、“OneSync”サービス(同等の同期機能が「Outlook」アプリに組み込まれる)の開発終了がアナウンスされている。