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Google、「Android Auto」アプリの種類を拡充 ~ナビゲーション・駐車場・充電スポットアプリに対応

メディア・メッセージング以外のアプリも製品版としてリリースできる

デベロッパーが「Android Auto」向けに開発したナビゲーションアプリ、パーキングアプリ、充電アプリを製品版として公開できるように

 米Googleは4月5日(現地時間)、デベロッパーが「Android Auto」向けに開発したナビゲーションアプリ、パーキングアプリ、充電アプリを製品版として公開できるようになったと発表した。

 「Android Auto」は、自動車の車載ディスプレイにAndroidデバイスを接続し、インストール済みのAndroidアプリを利用できるようにするドライビング支援アプリ。小ぶりの車載ディスプレイにマッチしたシンプルなインターフェイスで電話の発着信、「Google マップ」による道案内などが利用できる。なお、動作には「Android 6.0」以降が必要。現在のところ、500以上の車種に対応しており、今後もさらに拡大されていくという。

 「Android Auto」対応のアプリは数多く存在するが、サードパーティーが“Google Play”ストアで公開できるのは“メディアアプリ”と“メッセージングアプリ”の2種類のみで、それ以外のタイプのアプリを開発できるのはGoogleのほか、一部のサードパーティーに限られていた。

 そこで同社は昨年10月、ナビゲーション・駐車場・充電スポットに関するアプリも提供できるよう、「Android for Cars App Library」を「Jetpack」ライブラリの一部としてベータ公開していた。また、12月からは“Google Play”ストアのクローズドなテストトラックにアプリを公開できるようにし、一般公開に向けたアプリの品質向上に努めてきた。

 今回、ナビゲーション・駐車場・充電スポットアプリが製品版として公開できるようになったことにより、ドライバーはわざわざベータプログラムに登録しなくても、これらのタイプの「Android Auto」対応アプリを車載ディスプレイで利用できるようになった。すでに早期パートナーのアプリが利用できるが、今後もアプリが充実していくことに期待したい。