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「Microsoft Edge 92」は垂直タブ使用時タイトルバーが非表示に ~Dev版でテスト導入
少しでも閲覧画面を広く使いたいユーザーにお勧め
2021年5月21日 13:44
米Microsoftは5月18日(現地時間)、Dev版「Microsoft Edge」をアップデートした(build 92.0.891.1)。本バージョンでは、「垂直タブ」の利用中にタイトルバーを隠すオプションなどが導入されている。
「垂直タブ」はその名の通りタブバーをサイドパネルへ縦に表示する機能で、タブバー左上端のアイコンをクリックすると利用可能(最新のプレビュー版ではアイコンのクリックだけではON/OFFできず、プルダウンメニューの[垂直タブバーをオン(オフ)にする]コマンドを選択する仕組みになっている)。従来の水平タブバーはタブをたくさん開いていると切り替えにくくなり、タイトルの視認も難しくなる。しかし、垂直タブならばそうした問題は起こらない。サイドパネルを表示するスペースは必要となるが、ワンクリックで開閉できる機構を備えているし、横幅に余裕のあるワイドモニターならばむしろデッドスペースの活用にもなる。
しかし、これまでの垂直タブは非表示にした水平タブバーの代わりにタイトルバーを表示する仕様であったため、せっかく水平タブバーを隠したのに縦方向の閲覧画面は広がらないという点が不満だった。これも垂直タブの状態に連動してタイトルバーを隠すオプションが導入されたことで解消されたことになる。
このオプションは、一部の環境から段階的に有効化される。すぐに利用したい場合は、試験機能のフラグ(edge://flags/#edge-vertical-tabs-hide-titlebar)を有効化して、Webブラウザーを再起動すればよい。
そのほかにも、現在開いているすべてのウィンドウの垂直タブをまとめてON/OFFするオプションが追加された。垂直タブのサイドパネルの幅を調整する機能もすでにテスト中で、間もなく安定版にも投入される。
また、イマーシブ リーダーでは新しいダークグレーのテーマが追加された。ポイント制度「Microsoft Rewards」のアカウントボタン統合や、[履歴]と[ダウンロード]ポップアップのピン留め状態を記憶する機能なども導入されている。
Dev版「Edge」は現在、「Microsoft Edge Insider」から無償でダウンロード可能。対応OSはWindows/Mac/Linuxで、以下の機能を安定版に先んじてテストできる。
- PDFクイックメニュー
- 新しい拡張機能メニュー
- 「Wikipedia」の全記事に対応した イマーシブ リーダー
- 数式ソルバー
- 内蔵テーマカラー
- Linux版「Edge」のアカウント同期
- 「Microsoft Edge」のサイドバー検索機能が強化、選択テキストだけでなく画像も対象に - 窓の杜
プレビュー版の「Edge」は安定(Stable)版「Edge」と同じ環境で共存させることもできるので、気軽に試してみてほしい。