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Windows 11の目玉機能の1つ「DirectStorage」は「Windows 10 バージョン1909」以降でも利用可能
ゲームのロード時間を短縮。ゲームストリーミングも快適に
2021年7月21日 18:03
米Microsoftは7月16日(現地時間)、「DirectStorage」の早期プレビューを開始した。現在はNDAを締結している希望ユーザーのみが対象となっているが、段階的に提供範囲を広げていくとしている。
「DirectStorage」は、ゲームのロード時間を短縮する技術。家庭用ゲーム機「Xbox Series X」に搭載されており、今年後半リリースが予定されている「Windows 11」の目玉機能の1つにもなっている。
「DirectStorage」の機能は、大きく分けて以下の通り。
- 新しいDirectStorage APIプログラミングモデルにより、DX12スタイルのバッチ送信・完了呼び出しパターンを提供。秒間何千ものIO要求・完了通知をアプリ側で個別に管理する必要がなくなる
- GPU解凍機能でアセットを超高速展開。ゲームのロード時間短縮やゲームストリーミングの最適化を実現(後日提供予定)
- ストレージスタックの最適化
「Windows 10 バージョン1909」以降であれば、Windows 11でなくても前者2点(新しいプログラミングモデルとアセット解凍技術)の恩恵を享受できる。ストレージスタック最適化のポテンシャルを最大限に引き出せるのは、OSのストレージスタックのアップグレードが行われるWindows 11だが、従来のストレージスタックを用いるWindows 10でも若干の効率化が見込めるとのこと。また、HDDなどの古いストレージハードウェアを搭載したPCでも同様に機能する。