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Windows版「Audacity」に64bitバイナリが追加 ~アプリの更新チェック機能も導入

クロスプラットフォーム対応の定番サウンドエディター

「Audacity」v3.0.3

 クロスプラットフォーム対応の定番サウンドエディター「Audacity」v3.0.3が、7月26日に公開された。今回のアップデートでは、Windows向けのバイナリに64bit版を追加。32bit版プラグインが動作しないというデメリットはあるが、64bit環境のポテンシャルを生かせるようになったのは大きなメリットだ。

 また、新しいバージョンが利用可能かどうかをチェックする機能や、重大なエラーが発生した場合にレポートを送信する機能が追加された。プライバシーポリシーの改訂をめぐり混乱を招いたことを反省し、アプリケーションの更新確認は[編集]-[環境設定]ダイアログの[アプリケーション]セクションで無効化できることも明記されている。

更新確認機能は無効化することも可能

 そのほかにも、デフォルトのスペクトログラムの色が改善された。また、Linux向けの公式バイナリはAppImage形式(ポータブルアプリの配布に使われるファイルフォーマット)で提供されるようになった。

 「Audacity」は、Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在公式サイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Audacity」Windows版
【著作権者】
Audacity Team
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.0.3(21/07/26)