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「ストア」アプリがARM64ネイティブ対応へ ~Devチャネルでテスト開始

パフォーマンスアップ、細部の見直しでより使いやすく

ナビゲーションが高速化された新しい「ストア」アプリ

 米Microsoftは6月2日(現地時間)、「ストア」アプリ(Microsoft Store)のアップデート(v22205.1401.3.0)を「Windows Insider Preview Program」のDevチャネルでリリースしたと発表した。ナビゲーションが高速化され、より快適にブラウジングできるようになるなど、さまざまな改善が施されている。

ARM64のネイティブサポート

 「Surface Pro X」などのARM64デバイスではこれまでARM32ビルドの「ストア」アプリが実行されていたが、最新版ではこれがARM64ネイティブとなる。アプリのパフォーマンスアップとリソース消費量の削減が期待できる。

現行の「ストア」アプリは、ARM64環境でもARM32ビルドが実行される。これではデバイスのポテンシャルを引き出せない

アプリの更新

 更新ボタンを押した際の挙動が改められ、アプリが開いている間は当該アプリのアップデートがスキップされるようになった。アップデート処理によりアプリが意図せず終了し、作業中のデータが失われるのを避けることができる。

アプリの更新画面

 なお、アップデートがスキップされたアプリはあとで手動更新が可能。

Androidアプリにおけるポップアップストアエクスペリエンスの改善

 最近の「Microsoft Store」では、ポップアップストアエクスペリエンスという手軽なインストールプロセスがサポートされている。Webページに配置されたインストールボタンをクリックするとミニウィンドウが現れ、わざわざ「ストア」アプリを開かなくてもインストール処理を継続できる仕組みだ。

ポップアップストアエクスペリエンス

 この仕組みが無料のAndroidアプリでも利用できるようになり、インストールが簡単になる。ただし、ポップアップストアエクスペリエンスが利用できるかはデバイスの互換性と年齢レーティングによる。

映画・テレビ番組の視聴オプションを改善

 「Microsoft Store」ではテレビ番組や映画を視聴する際、レンタルや購入、画質などのオプションを選択できるが、ボタンにはその最安価格(通常はレンタルのSD画質の価格)が表示されるだけで、オプションの有無がわかりづらかった。

 最新版では、レンタル価格に加え購入時の価格もボタンに表示されるようになった。プルダウンメニューへアクセスすれば、画質ごとの価格もチェックできる。

映画・テレビ番組の視聴オプションを改善