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「Unicode 15.0」に対応した「GNU Emacs 29.1」、高速パーサー「tree-sitter」の採用も

Windows環境ではダブルバッファリングをサポート

「GNU Emacs 29.1」が公開

 テキストエディター「GNU Emacs」の最新版「Emacs 29.1」が、7月30日にリリースされた。メジャーバージョンアップとなる「Emacs 29.1」では、以下の新機能が導入されている。

  • 「pure GTK」(PGTK)ビルドをサポート
  • Xでの入力イベントに「XInput 2」を採用
  • 一部のプログラミングモードで「tree-sitter」(「Atom」で用いられていた高速パーサー)を使用
  • 言語サーバープロトコル(LSP)クライアント「Eglot」を同梱
  • 「use-package」パッケージを同梱
  • 「sqlite3」ライブラリで「SQLite」データベースへアクセス可能に
  • 「libwebp」ライブラリでWebP画像を表示可能に
  • 非常に長い行のあるファイルの編集が高速に
  • Xにおけるドラッグ&ドロップのサポート向上
  • タッチパッドをサポートしたピクセル精度のスクロール
  • 絵文字の編集と表示のサポート強化
  • 「Unicode 15.0」に対応。スクリプトのサポートも拡充
  • ヘルプと補完コマンドの機能強化
  • 「Image-Dired」の機能強化
  • Windows環境でダブルバッファリングをサポート

 「GNU Emacs」は現在、「gnu.org」から無償でダウンロード可能。Windows版も「ftp.gnu.org」などから入手できる。