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「Python in Excel」が「Copilot」と連携、AIがPythonコードを書いてExcelでビジュアライズ

今年後半にもプレビュー版が提供へ

「Python in Excel」が生成AI「Copilot」に対応

 米Microsoftは9月21日(現地時間)、「Python in Excel」で生成AI「Copilot」をサポートする方針を明らかにした。今年後半にもプレビュー版が提供されるとのこと。

 「Python in Excel」は、スクリプト言語「Python」のコードを「Excel」で利用できるようにしたもの。「Excel」の関数だけでは難しい処理を行ったり、既存の各種「Python」ライブラリを活用することが可能で、データ分析・ビジュアライズツールとしての「Excel」の可能性が大きく広がる。

 しかし、誰もが「Python」をすらすらとコーディングできるわけではないだろう。そこで役に立つのが生成AI「Copilot in Excel」だ。

 「Python in Excel」で「Copilot」が利用できるようになれば、「第4四半期の売上を予測する」などと自然言語でやりたいことを記述するだけで、AIがその処理を「Python」コードに起こし、「Excel」のセルへその結果を出力し、グラフなどでビジュアライズできる。それほど「Python」に習熟していなくても、分析ライブラリ「pandas」やビジュアライズライブラリ「Matplotlib」、機械学習ライブラリ「scikit-learn」といった人気ライブラリの恩恵を受けられるのも魅力だ。

自然言語による指示を「Python」コードに
「Python」コードでデータを分析し、ビジュアライズ

 また、「Copilot」は相談相手やガイドとしても頼りになる。「Copilot」は以前のクエリ(質問)やその結果を文脈として記憶しているので、追加の分析を行ったり、わからないところを質問したり、対話からアイデアを引き出すこともできるだろう。