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無料3Dモデリングツール「Blender 4.1」が公開 ~「OpenImageDenoiser」がGPU対応
「ボーンコレクション」の階層化、ウェイトペイントでの「ボーン選択モード」など
2024年3月27日 15:41
蘭Blender Foundationは3月26日(現地時間)、「Blender 4.1」を公開した。本バージョンではv4.0に比べ地味ながら、多数の機能や操作性の改善が行われた。
例えば、「Cyclesレンダー」で利用可能なデノイザー(ノイズ除去機能)の1つである「OpenImageDenoiser」がGPUに対応、3Dビューポートでの応答性が大幅に改善した。また、ビューポートコンポジターのノード対応が完了し、さらに多数のノードの処理も改善が行われ、速度や品質が向上した。
一方、ボーンをまとめる「ボーンコレクション」の階層化や、一部アドオンでのドラッグ&ドロップによる「ファイルインポート」、ウェイトペイントモードの「ボーン選択モード」、「シェイプキーのロック」機能、Windows環境での「カラーピッカーによる画面外の色の取得」、画像エディターでの「画像の回転」など、インターフェイスの改善も多く行われている。
なお、v4.0に引き続き、本バージョンでもMusgrave(マスグレーブ)テクスチャノードのNoise(ノイズ)ノードへの統合、法線の自動スムージング処理のプロパティ廃止とモディファイアー化、アニメーションのキーフレーム挿入メニューの変更など、重要な仕様やインターフェイスの変更が行われている。過去のバージョンで保存したファイルは自動変換されるが、該当部分を含む以前のチュートリアルの利用では注意されたい。
詳しくは公式リリースノート、またはWikiリリースノート日本語版を参照していただきたい。
注目の機能や重要な変更点に関しては「Blender ウォッチング」連載で取り上げる予定だ。
「Blender」は、オープンソースで開発されている2D/3Dコンテンツ制作ツール。ライセンスは「GNU General Public License」(GPL)で、誰でも無償で利用できる。対応プラットフォームはWindows、Mac、Linuxなどで、現在「blender.org」からダウンロード可能。Windows版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Blender」Windows版
- 【著作権者】
- Stichting Blender Foundation
- 【対応OS】
- 64bit版のWindows 8.1/10/11
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 4.1(24/03/26)