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新しい「Outlook」アプリ、Windows 10にもプリインストールへ

2025年1月オプションパッチ、2025年2月月例パッチで

「Microsoft 365」管理センターにおけるアナウンス

 新しい「Microsoft Outlook」アプリは、Windows 10デバイスにもプリインストールされるとのこと。米Microsoftが1月10日(現地時間)、「Microsoft 365」管理センターのメッセージで明らかにした。

 同社は昨年末で「Windows メール」アプリのサポートを打ち切り、Webベースの新しい「Outlook」アプリへの移行を進めている。また、「Microsoft 365」でも、新しい「Outlook」アプリへの段階的な切り替えが実施される予定だ。

 その一環として、サポート終了まで1年を切ったWindows 10においても、新しい「Outlook」アプリのプリインストールが開始される。この変更は月例セキュリティリリースの一部として、以下の更新プログラムで実施される。

  • Windows 10の2025年1月非セキュリティオプションパッチ(米国時間1月28日にリリース予定)
  • Windows 10の2025年2月月例セキュリティパッチ(米国時間2月11日にリリース予定)

 ただし、設定やデフォルトアプリが勝手に変更されることはないとのこと。従来の「Outlook」は維持され、新旧同時に利用することが可能だ。「Microsoft 365 Business Standard/Premium」では自動移行が開始されるが、それもオプトアウト(拒否)できる。

 また、Windows 10環境で新しい「Outlook」のプリインストールをブロックする手段は今のところないが、更新プログラムをインストールした後に新しい「Outlook」アプリを削除することはできるとのこと。