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旧版「Outlook for Mac」がサポート終了へ ~最新バージョンへの移行を

ウィンドウのタイトルバーにあるスイッチで新しい「Outlook for Mac」に切り替え可能

サポートサイトにおけるアナウンス

 旧版「Outlook for Mac」は2025年10月以降、「Microsoft 365」サブスクリプションで利用できなくなるとのこと。新しい「Outlook for Mac」への移行が推奨されている。

 現行(最新バージョン)の「Outlook for Mac」は過去4年間「Microsoft 365」スイートに含まれており、十分な実績がある。パフォーマンス、セキュリティ、信頼性どれをとっても旧版「Outlook for Mac」より優秀だ。また、「Microsoft 365」ユーザーの95%以上が、すでに旧版「Outlook for Mac」から最新バージョンの「Outlook for Mac」への移行を済ませているという。

 加えて、「Exchange Online」で「Exchange Web Services」(EWS)が2026年10月1日に廃止される関係で、旧版「Outlook for Mac」ではメールの配信が行えなくなるという事情もある。

 そのため、Microsoftは旧版「Outlook for Mac」の廃止を進める方針だ。個人の「Microsoft アカウント」および職場または学校アカウント(Entra ID)で「Outlook for Mac」を利用できるのは、2025年10月までとなる。

 まだ旧版「Outlook for Mac」を利用している場合は、ウィンドウのタイトルバーにある[従来の Outlook]というトグルスイッチをOFF(または[新しい Outlook]トグルスイッチをON)にすることで、最新バージョンの「Outlook for Mac」へ移行することが可能。

[従来の Outlook]というトグルスイッチをOFFにすることで、最新バージョンの「Outlook for Mac」へ移行することが可能

 なお、永続版(買い切り)ライセンスでは旧版「Outlook for Mac」がすでにサポートされておらず、現行の「Outlook for Mac」への移行が必要。ただし、特殊なユースケース向けに構築された「Office LTSC 2024」に含まれる旧版「Outlook for Mac」は、2029年10月9日までサポートされる。