Windows Insider Preview
Windows 11のコマンドラインが大刷新へ ~GPU描画エンジン、正規表現による検索など
「Windows Terminal」プロジェクトからバックポート、Canaryチャネルで試験提供開始
2026年4月1日 06:45
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
米国時間3月30日にCanaryチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 29558.1000では、コマンドラインで多くの改善が行われているとのこと。
Windowsのコマンドラインインターフェイスを司る部分は「Windows コンソール ホスト」(conhost.exe)と呼ばれており、現在ではオープンソースの「Windows Terminal」プロジェクトに引き継がれている。「コンソール ホスト」には互換性をなによりも重視しなければならないという事情があるため、「Windows Terminal」ほど積極的に新しい機能が投入されることはないが、それでも背景の透明化、行単位の選択、ANSI/VTシーケンス、24ビットカラー、疑似コンソール(「ConPTY」)といった新要素がこれまで実装されてきた。
今回導入された改善の多くは、この「Windows Terminal」プロジェクトからバックポート(古いバージョンへ移植)されたものだ。
レンダリング
- Atlas/Direct3Dレンダリングパス(UseDx):「Windows Terminal」にも導入されている新しいテキストレンダリングエンジン。まだ試験的機能との位置付けで、レジストリキーを編集しないと有効化されない
- Sixel形式の画像表示に対応:コンソール内にインライン画像を表示できるように。たとえば「winget」コマンドでアプリアイコンを表示するといった用途に使える
- 太字フォントのレンダリングに対応:従来のレンダリングエンジンでも太字フォントが正しく表示されるように
操作性・検索
- 正規表現による検索
- 矩形選択:正しく動作していなかった問題に対処
- スクロール性能の向上:一部のシナリオで最大約10倍もの改善
- ポップアップダイアログ([F7]キーによる履歴、[F2][F4]の行編集)のデザインを刷新
クリップボード・入力
- OSC 52対応:ターミナルシーケンスによるクリップボードへの書き込みに対応
- 貼り付けの信頼性:出力コードページで表現できない文字を貼り付けた際にデータが欠落する積年の課題を解消
- [Alt]+テンキー入力の文字化け修正
WSL/PowerShell
- 入出力の信頼性を改善























