いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】セル内の文字列を斜めに表示してインパクトのある表に!エクセルで文字列の配置を変更して見やすくするテク

セルに入力した文字列を見やすく配置するには

 Excelで表を作成している時に、もう少し見た目にこだわって、洗練された見やすい表にできたら……と思ったことはありませんか。そんな時は、セルに入力した文字列の配置を見直してみてください。少し調整するだけで、整った見やすい表になりますよ。

 今回は、セルに入力した文字列の配置を調整して、見やすい表を作成する方法について解説します。具体的には、文字列を縦書きにする方法・文字列を斜めに表示する方法・文字列を均等に表示する方法の3つを紹介します。

①セルの文字列を縦書きにする

 作成した表の見出しを縦書きにしたいと思ったことはありませんか。表の種類によっては、見出しを縦書きにしたほうが見やすい場合があります。例えば、以下の「顧客別売上表」のような表の場合、行の見出し(①)を横書きにしていると、セルの幅が広がって、空白の箇所が増えてしまいますね。このような時に、セルの文字列を縦書きにすると、スッキリして見栄えがよくなります。

 ではやってみましょう。縦書きにするセル範囲(②)を選択した状態で、[ホーム]タブ(③)→[方向](④)→[縦書き](⑤)をクリックします。

 すると、選択したセル範囲が縦書きで表示されます(⑥)。

 列の幅を調整します(⑦)。先ほどよりもスッキリしたレイアウトになりましたね。

 縦書きを解除したい時は、再び同じ操作([ホーム]タブ(⑧)→[方向](⑨)→[縦書き](⑩)をクリック)を行うと元に戻ります。

②セルの文字列を斜めに表示する

 セル内の文字列は、横書きや縦書きだけなく、斜めに表示することもできます。ここでは「顧客別売上表_その2」の列の見出し(①)を斜めに表示してみましょう。

 斜めに表示するセル範囲B2:G2(②)を選択した状態で、[ホーム]タブ(③)→[方向](④)→[左回りに回転](⑤)をクリックします。

 文字列が斜めに表示されました(⑥)。

 行の高さを調整して、隠れている文字を表示させます(⑦)。いつもの表とはひと味違ったレイアウトになりましたね。

 このように[左回りに回転]を選択すると、文字列は45度回転されます(ちなみに[右回りに回転]を選択すると-45度回転されます)。このほかの角度を指定したい場合は、[ホーム]タブ(⑧)→[方向](⑨)→[セルの配置の設定](⑩)をクリックします。

 [セルの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。[配置](⑪)タブの[方向]欄で、自分の好みの角度になるように設定します(⑫)。もしくは、「30(度)」(⑬)のように数字を直接入力して指定することもできます。

 [OK](⑭)をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

 先ほどよりも少し角度がゆるやかになりましたね(⑮)。

文字列を均等に割り付ける

 見出しの文字が揃っていると、表全体が揃って見えるものです。そこで、この項では「顧客別売上表」のB列に入力された文字列(①)を均等に配置してみましょう。

 セル範囲B4:B15(②)を選択した状態で、[ホーム]タブ(③)→[方向](④)→[セルの配置の設定](⑤)をクリックします。

 [セルの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。[配置]タブ(⑥)の[文字の配置]欄の[横位置]のドロップダウンリストから[均等割り付け](⑦)を選択します。さらに、[前後にスペースを入れる](⑧)をクリックしてチェックマークを入れます。これにより文字列の前後に少し空白が入り、より見やすくなります。

 [OK](⑨)をクリックしてシートに戻ります。

 文字がバランスよく均等に配置されました(⑩)。

セルに入力した文字列を見やすく配置する

 今回は、セルに入力した文字列の配置を調整して、見やすい表を作成する方法について解説しました。

 少し調整するだけで表がぐっと見やすくなることがあります。ぜひ活用してみてくださいね。

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