いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】使いたい資料が見つからなくてイライラ……!頻繁に開くエクセルのファイルをすぐ開けるようにするテク

使いたい時に使いたいブックが見つからなくてイライラ!

 パソコンの中でも、デスクの中でも、使いたい時に使いたい資料が見つからないとイライラしますよね。「明日やろうと思ってここに入れておいたはずなのにない……!」誰にでもこんな経験、一度や二度はありますよね。

 そこで今回は、よく使うExcelのブックを見つけやすい場所に「ピン留め」して、すぐに開くことができるようにするテクニックを解説します。

 子どものころ、お母さんが大事な「おたより」を冷蔵庫の扉にマグネットで留めていたように、特定のブックを目立つ場所にピンで留めておくことができます。

 「忘れることが多くて上司によく怒られる……」「最近、物忘れがひどくなってきた……」という人も必見です!さっそくやってみましょう。

よく使うブックを[開く]画面のブックの一覧にピン留めする

 では、次の「エクセル通信 納品管理表.xlsx」(①)をよく使うブックとして、[開く]画面にピン留めしてみましょう。こうすることで、常にこのブックを[開く]画面のブックの一覧に表示させておくことができます。

 まず、画面の左上にある[ファイル]タブ(②)をクリックします。

 画面の左側にある[開く](③)をクリックして、[開く]画面を表示します。画面の中央にある[最近使ったアイテム](④)をクリックすると、画面の右側に最近使ったブックの一覧が表示されます(⑤)。現在開いている「エクセル通信 納品管理表.xlsx」は、[今日]欄の下に表示されていますね(⑥)。

 通常、ここに表示されるブックの一覧は、新しい履歴が作成されると古い履歴は消されていきます。よく使うブックを「ピン留め」しておくことで、そのブックを常にこの一覧に表示させておくことができます。

 ここでは「エクセル通信 納品管理表.xlsx」をピン留めしたいのでしたよね。一覧の「エクセル通信 納品管理表.xlsx」にマウスポインターを乗せると、ブック名の右側に横向きのピンの形をしたアイコン(⑦)が表示されるので、これをクリックします。

 すると、画面上部の[ピン留め]欄の下に「エクセル通信 納品管理表.xlsx」が表示され(⑧)、ブック名の右側にあるピンのアイコンは縦向き(⑨)に変わりました。この縦向きのアイコンは「ピンが刺さっている」つまり「固定されている」状態を表しています。

 これで、新しい履歴がどんどん作成されても、「エクセル通信 納品管理表.xlsx」は常に画面上部の「ピン留め」欄に表示されるようになります。常に[開く]画面の一番上に表示されるので、目立ちますよね。

一覧からピン留めを外すには

 一覧にピン留めしておく必要がなくなったら、ピン留めを解除しましょう。対象のブック名の右側に表示される縦向きのピンのアイコン(①)をクリックします。

 すると[ピン留め]欄に表示されていたブックが消え(②)、[今日]欄の下に戻ります(③)。ブックの履歴が消えたり、ブック自体が削除されたりするわけではないので、安心してくださいね。

よく使うブックは[開く]画面にピン留めしておこう

 今回は、よく使うExcelのブックを[開く]画面に「ピン留め」しておくテクニックを解説しました。新しい年度が始まり、新しい環境で新しい業務を始める人も多いと思います。いろいろな仕事を抱えてうっかり大事な資料の場所を忘れてしまうことのないように、ぜひこのテクニックを使ってみてくださいね。

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