残業を減らす!Officeテクニック
Wordをナメてかかると痛い目を見る!? 効率アップ&凡ミス回避に効く便利テク
2024年3月25日 06:55
Wordの機能を積極的に覚えようとする人は少ないですよね。日本語入力はできますし、ボタン名などから機能も連想できるので、Excelと比較して簡単に感じるのも事実です。職場で引き継いだファイルを修正する作業が多いなら“困った”状況になることも少ないでしょう。
ただ、Wordにも覚えておきたい便利なテクニックはあります。Wordに慣れている人は何気なく使っていて、わざわざ教えてもらえなそうなポイントをまとめました。効率アップだけでなく、凡ミスを回避できるはずですよ。
「クリップボード」でコピペを効率化
コピー&ペーストのショートカットキーは[Ctrl]+[C]/[V]ですが、直前にコピーしたテキストのみを貼り付けるだけと決めつけていませんか? 過去に“コピペ”した内容は「クリップボード」の履歴から選択して貼り付け可能です。
アイコンでコピー元のアプリを確認できるのも便利です。Wordだけではなく、ExcelやPowerPointでも共通。履歴も同期します。
レイアウトの調整に[space]キー連打はNG
行頭の字下げのために[space]キーを連打してはいけません。修正時に余計な手間がかかります。以下のようなファイルを見かけたことがありませんか?
このようなレイアウトの調整は“インデント”の機能を使うのが定番。[表示]タブにある[ルーラー]にチェックを付けて、ルーラーを表示しておきましょう。行頭は[左インデント]、右端は[右インデント]をドラッグして調整します。
[Enter]キー連打も禁止。改ページは[Ctrl]+[Enter]
見出しなどのセクションの区切りで改ページしたいことがありますよね。[Enter]キーの連打も避けるべきです。文章の増減や図版などのサイズ調整によって、改ページ位置が崩れてしまいます。[Ctrl]+[Enter]キーを押すことで“改ページ”を挿入できます。
なお、スペースや改段記号、改ページなどの編集記号は[Wordのオプション]から表示・非表示を切り替えられます。[すべての編集記号を表示する]にチェックを付けておくことをおすすめします。
書式は連続コピー可能
見出しなどの特定の箇所に設定された書式を目視で確認して、共通する部分に対して個別に設定したりしていませんか? フォントの種類やサイズ、太字などのほかにも、行間や段落書式など、ぱっと見で判断できない書式はいろいろあります。
手動で設定して完全に一致させることは難しいですし、手間がかかって仕方ありません。書式の“連続コピー”を利用しましょう。[ホーム]タブにある[書式のコピー/貼り付け]ボタンを「ダブルクリック」します。