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第313回

「Hyper-V」で作成した仮想マシンが遅すぎる! 仮想マシンのCPUやメモリをカスタマイズする方法

「Hyper-V」で作成した仮想マシンのCPUやメモリの構成を変更する

 「Hyper-V」では、仮想マシンに割り当てるCPUやメモリをカスタマイズすることができます。クイック作成で作成した場合、推奨設定が適用されているが、たとえばメモリを増やしたり、CPUのコア数を変更できるので、必要に応じて調整しておきましょう。

 なお、「Hyper-V」では、[動的メモリ]が利用可能になっており、最小と最大を指定しておくことで、割り当てるメモリを自動的に変化させることができます。

 このほか、CPUやメモリだけでなく、ストレージの設定も可能。SCSIコントローラーにHDDを追加すれば、仮想マシンにドライブを追加することもできるので、試してみるといいでしょう。

「Hyper-V」マネージャーで、編集したい仮想マシンを右クリックして[設定]を選択。“クイック作成”の完了直後に[設定の編集]をクリックしてもOK。
メモリの設定。“クイック作成”では動的メモリが選択されているが、固定にして一定容量を割り当てることも可能
プロセッサの設定。ホストPCのCPUによって設定が変わるが、今回の環境(Core i7-7700)の場合、4コアまで設定可能。用途に合わせて調整できる